□■□■--------------------------------------2012.5.14------□■□■
ビジネス・ストーリーライターの辻口です。
今日は、
「掃除をする」のと「汚れをとる」のは、違うんだな・・・。
というお話です。
先日、お客さまの話を聞いていて、気付いたことがあります。
そのお客さまは、ビルなどの清掃を手がけているのですが、
とても高い技術を持っています。
ひとことで言うと、
「見えない汚れをとる」ことに、こだわりを持っているんです。
皆さんのオフィスの床には、
「タイルカーペット」が使われていますよね。
あれって、「汚れが目立たない」という利点があるのですが、
逆に、「汚れをたくさん溜め込んでしまう」のだそうです。
この会社が、あるオフィスのタイルカーペットを清掃したら、
毎日掃除機をかけていたにもかかわらず、
「1平米あたり3kgの土砂」が出てきたそうです。
「1平米あたり3kg」ですよ。
しかも、1年しか使われていないカーペットなのに・・・。
ビックリですよね。
こうしたお客さまの話を聞いていると、
本当に勉強になります。
「清掃業者」というのは、たくさんあります。
彼らの多くは、一生懸命「掃除」をしている。
タイルカーペットであれば、掃除機をかけます。
床があれば、モップをかける。
テーブルがあれば、ぞうきんをかける。
一般的に言えば、これが「掃除をする」ということです。
しかし、これだけでは、
「掃除をする」という役務を提供することは出来ても、
「汚れをとる」という目的を達成することは出来ない。
真に「タイルカーペットの汚れをとる」ためには、
「汚れが何で、どのような状態になっているか」を把握して、
「どうすれば、タイルカーペットから引きはがせるか」を、
考えなくてはいけません。
同社は、「汚れをとる」ことをハッキリと意識しているので、
状況に応じた技術をたくさん開発しています。
そのため、
「この汚れをとることが出来るのは、千社に1社しかない」という技術を
たくさん持っているそうです。
これうした技術は、
「掃除をする」ことを頑張るだけでは、身につけられません。
でも、多くの清掃業者は、
「掃除をする」ことばかり頑張っている。
だから、差別化出来ない。
自分たちの仕事に、誇りを持つことが出来ない。
ストーリーライターとしての私の仕事は、
こうしたお客さまの「他社との違い」を明確化して、
社外にアピール出来るようにしたり、
社内に浸透させたりすることなんです。
とても、楽しい仕事ですよね(^^)。
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※ 本文中、話をわかりやすくするために割り切った表現をしています。
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