vol.166 => 当事者になると、平気で出来るようになる・・・

□■□■--------------------------------------2012.7.9-------□■□■

ビジネス・ストーリーライターの辻口です。


今日は、

     傍から見ると、とても出来ないようなことでも、

     当事者になると、平気で出来るようになる・・・。

というお話です。

 

突然ですが、みなさんは、

       「見知らぬ人が入っている風呂の湯をすくって、顔を洗う」

って、出来ますか?

 

あ、無理しなくていいですよ。

 

そんなこと、誰だってイヤに決まってますよね(笑)。

 

でも面白いことに、温泉に入ると、

みんな平気で顔を「プルプルッ!」とやっていますよね(^^)。

 

あれって、

「見知らぬ人が入っている風呂の湯」なのに・・・。

 

見知らぬ人が入っている風呂の湯でも、

自分がその湯に飛び込んでしまえば、

平気で顔が洗えるものなんですね。

 

この例えは、

「人間の衛生感覚なんて、いい加減なものですよ」

ということを説明する事例として、よく使われます。

 

「衛生感覚に頼るのではなく、

ガイドラインをキチッと守りましょう」というわけです。

 

なんだか、厚生労働省みたい・・・(^^)

 


でも、この例えは、

少し違った見方も出来ます。

 

すなわち、

     傍から見ると、とても出来ないようなことでも、

     当事者になると、平気で出来るようになる。

ということです。

 

一般に、「社長」はよく働きます。

 

それこそ、朝から晩まで、土日も休まず・・・。

 

「社長に過労死なし」と言いますが、

これは本当です。

 

それを傍で見ている人は、

    「自分はあんなに働けないから、独立なんてムリだ」

と思ってしまいます。

 

でも、そんなことないんです。

 

そういう人でも、

当事者になれば、そうやって働けるものなんです。

(まあ、そうじゃない人もいるかもしれませんが・・・)

 

だから、「起業しようかな・・・」ってウジウジ悩んでいる人は、

サッサと始めて当事者になってしまったほうがいいと思います(^^)。

 

傍から見ると、とても出来ないようなことでも、

当事者になると、平気で出来るようになるんですから・・・。

 

これは、悪用することも出来ます。

 

先日、振り込め詐欺を組織的に行っていたグループが、

一斉摘発されていました。

 

スーツを着た若者たちが、

朝礼で「今日の目標は何件!」なんて、やっていたそうです。

 

傍から見ている人は、

「なんてヒドイことをやってるんだ」と思ってしまいます。

 

しかし、おそらく当事者の彼らは、

割と平気でやっていたのではないかと思います。

 

これは、恐ろしいことですよね・・・。

 

でもまあ、当事者意識って、大切ですよね。

 

温泉のように、どっぷり浸かること。

 

こんなこと書いていたら、

なんだか温泉に行きたくなっちゃったな(^^;

 


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 ●編集後記

  ここのところ、ようやく腰痛の具合も落ち着いてきて、

  少しずつ筋力トレーニングなども再開しています。

  来週末には富士山に登るので、それまでに復調しておかなきゃ。

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※ 本文中、話をわかりやすくするために割り切った表現をしています。

  ご容赦くださいませ。


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