vol.200 => 「ホントにシリアスなんだな」と実感しました・・・

□■□■--------------------------------------2013.3.18------□■□■

【クロスロード辻口の、「聞き出す力」を考察するメルマガ】
                http://www.cross-r.jp/

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4/17(水)に開催する第28回オープンセミナーは、
久しぶりに「まとめ方」についてお話しします。

「まとめる」って、日常の場面でよく出てきますよね。
でも、これが苦手な人って、結構多いのではないでしょうか(^^)。

そこで、「では、どうすればよいのか」を、わかりやすくお教えします。
詳細は、こちらをご確認ください。
⇒ http://www.cross-r.jp/service/image/seminar20130417.pdf

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クロスロードの辻口です。

おかげさまで、先日のオープンセミナーは大盛況でした。

講師の渋谷弁護士は、さすがに経験豊富なだけに、
「取引先から社員の不正を伺わせる情報を入手した」という設定で、
その容疑者から事実を聞き出す過程をリアルに再現してくれました。

こういう時、シロウトの我々は、
「とりあえず、本人から事情を聞いてみよう」なんてやりがちです。

これが、ダメなんですね・・・(苦笑)。

仮に、その容疑者に対して、「とりあえず」という感じで、
「君、こういう情報があるんだけど、ごまかしか何かやってない?」
なんて聞いてみたとします。

もし、その容疑者が本当に悪質な行為をしていたとしたら、
バレてしまった場合について、事前に想定しているはずです。

だから、素直に「はい、スイマセン」なんて、言うわけがない(笑)。

むしろ、「え?何を言っているんですか!」「私を疑うんですか?」
「社員の私より、社外の人の言葉を信用するんですか!」「だいたい、
こんな失礼な取り調べを受ける必要性が、どこにあるんですか?」
「じゃあ、出るとこに出て対決しますよ」なんて話になってしまう。

そうすると、「とりあえず」なんて弱腰な姿勢で聞いている側としては、
「いやいや、まあまあ。君がやってないって言うなら、それでいいんだよ」
なんて、事実があいまいなまま、話を収束させようとしてしまいます。

これは私の勝手な想像ですが、
大阪市の教育委員会が体罰の疑いのある教師を取り調べた際なども、
このような様子が繰り返されたのではないでしょうか。

渋谷さんは、こうした場面を、ひとつひとつリアルに再現しながら、
「シリアスな場面で必要とされる聞き出す力」について、
詳しく説明してくださいました。


これまで「シリアス」という言葉を何気なく使っていましたが、
「本当にそうだなあ」と思ったのが「やり直せない」ということです。

たとえば、お客さんのところに取材に行くような場合だったら、
取材に失敗して、思うような情報が聞き出せなかったとしても、
「今日は仲良くなれたから、まあいいか。また今度聞きに来よう」
なんてことが言えますよね。

でも、容疑者に対する取り調べの場合には、そうはいかない。

失敗が、許されない。やり直しが、許されないんです。

もし仮に、容疑者に「とりあえず事情を聞いてみよう」なんてやってしまえば、
疑われていることがバレてしまうし、証拠隠滅、逃亡などするかもしれない。

それから、通常の会話では、話の方向が当初の目的からズレていったとしても、
それで会話が弾んで、相手のことをよりよく理解できるのであれば、必ずしも
ダメというわけではありませんよね。

でも、容疑者から話を聞き出す際には、話の方向がズレてしまうことで、
「聞き逃す」「はぐらかされる」ことになってしまう可能性がある。

だから、「何を聞き出したいのか」という目的意識を、
より強く、明確に持った上で聞き出す必要があるわけです。

我々シロウトがよくやる「とりあえず聞いてみよう」なんて甘い姿勢では、
ホントにもう、ダメダメなんですね(^^;。

そうした現場での、真剣勝負の話を聞いて、身の引き締まる思いがしました。


一方で、ビジネスシーンと共通する面もたくさんありました。

「答えを決めつけない」「自分だったらどうするかを考える」
「本当のことを話してもらうことの難しさ」「相手の心情に寄り添う」など、
たくさんの参考になるお話を聞くことができました。

私自身が特に参考になったのが、相手との「間合い」についてです。

「取り調べ、事情聴取」というと、とかく対決的な感じになりがちですが、
やはり人間ですから、こちらの態度によって相手の姿勢も変わってしまうし、
こちらの聞き方によって、話の内容に様々なバイアスがかかってしまいます。

「仮説」というと、「検証」という言葉がすぐに思いつきますが、
同時に「修正」という言葉も頭に置いておく必要がある。

この、「仮説を修正しながら話を聞く柔軟性を持つこと」って、
言うのはやさしいけど、すごく難しいことで、とても頭を使うんです。

これ、「聞き出す力養成講座」の演習にも取り入れようかな(^^)。

でも、なかなか難しいな。入れるとしたら、アドバンスコースだな・・・。


それから、その後に行われた交流会も、とても盛り上がりました。

交流会に参加した人たちは、「セミナーでは聞けなかった、
もっと具体的でリアルな事例」がたくさん聞けたようです(^^)。

私も講演をたくさんやっているからわかるんですが、
招待されて講師を務める場合、どんな人たちが来るかわからないから、
どこまで話してよいのか、その頃合いがわからないんですよね。

交流会になると、名刺交換もするし、場も和んでリラックスしてくるので、
セミナーよりも、もう少し踏み込んだ話ができるようになります。

参加された皆さんが、とても満足そうにお帰りになるのを見て、
私もとても嬉しくなりました。

渋谷先生、有難う御座いました <(_ _)>


講師を招いてのオープンセミナーは、5月にも開催します。

次回も素晴らしい講師の方をお招きしますので、
楽しみにしていてくださいね。


そうそう。4/17には「まとめる力養成講座」を開催します。

こちらのほうでは、「まとめ方」について詳しく解説します。

そもそも「まとめる」ってどういうことなのか?

そんなところから、きちんと解説していきます。

こちらのほうも、ぜひご参加くださいね(^^)/


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クロスロード株式会社主催 第28回オープンセミナーは、
日常的に使える「まとめ方」のコツについてお話しします。
http://www.cross-r.jp/service/image/seminar20130417.pdf

「方針をまとめる」「取材内容をまとめる」「意見をまとめる」etc.
「まとめる」という言葉は、日常の中でよく出てきますが、
この作業が苦手な人って、意外と多いのではないでしょうか。

そもそも、「まとめる」とはどういうことなのか?
なぜ、「まとめる」ことに苦労するのか?
「まとめる」には、どのようなステップを踏めばいいのか?

こうしたことがわかっていないから、
資料を前にしてウンウン苦しむ時間が長くなってしまうのです。

そこで第28回オープンセミナーでは、ビジネスストーリー・ライター
としても活動している辻口が、「部屋のゴミをまとめる」など「お得意の
たとえ話」をふんだんに使いながら、「まとめ方」についてわかりやすく
お教えします。

「まとめ方」がわかると、仕事が早く、ラクになりますよ。

当日は、セミナー終了後、場所を変えて、参加者相互の気軽な交流会も
開催する予定です。

皆さまのご参加を、お待ちしております(^^)/

●タイトル「まとめる力養成講座」
     1.「まとめる」とは、どういうことか?
     2.なぜ、「まとめる」のに苦労するのか?
     3.「ポイント」を選ぶ時に、まずやるべきこと。
     4.選んだ「ポイント」を最も簡単に整理する方法は?
     5.急にスピーチを頼まれた!さあ、どうやって話をまとめる?
     6.「だいたいの内容をまとめる」時のコツ。
     7.「限られた時間で漏れのないようにまとめる」時のコツ。
     8.あなたの「自己紹介」をまとめてみましょう。

●日時  4/17(水)19:30~21:00 (19:00開場)

●場所  東京都中央区日本橋人形町1-11-12
     リガーレ日本橋人形町アネックス3F
     最寄駅:水天宮前駅 人形町駅
     昨年までのセミナー開催場所とは異なります。ご注意ください。

●料金  5,000円

●申込  本メール( mailmag@cross-r.jp )に折り返しご連絡ください。
     メルマガ読者以外の方のご参加も歓迎いたします。

●懇親会 セミナー終了後、簡単な懇親会を実施します(22:45終了)。
     帰宅時間に余裕のある方は、こちらもぜひご参加ください。

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●編集後記

配信する時に気がついたのですが、今号が200号のメルマガになります。

我ながら、よく続いたもんだなあ・・・(苦笑)。

皆さんから、いろいろな反応をいただけるのが楽しくて、
おかげさまで楽しく続けることができました。有難う御座います<(_ _)>。

「次は300号だ!」なんてリキまずに、今後もゆる~く続けていきます。

今後とも、どうぞよろしくお願いします <(_ _)> <(_ _)> <(_ _)> 。

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※ 話をわかりやすくするために、割り切った表現をすることがあります。
  ご容赦くださいませ。

※ 本メールで得たノウハウや考え方、ヒントなどを、転用、転載、転送
  するのは、まったく構いませんし、出典を明示する必要もありません。
  遠慮なさらず、どんどん使い回してください(^^)。

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  そのまま辻口宛に転送されるようになっています。

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