vol.229 => 伝えるだけでは、伝わらない・・・

 

クロスロードの辻口です。

 

今日は、

        伝えるだけでは、伝わらない・・・。

というお話です。

 

 

 

いつも言っていることですが、多くの人はコミュニケーションの際に、

「伝える」ことばかり意識しています。

 

たとえば、明日お客さまと会う時には「何を話そうか」ということを、

一生懸命考えますよね。

 

でも、「何を聞こうかな」って、それと同じくらい考えますでしょうか?

 

 

それから、「伝えるための準備」って、いつもしていますよね。

 

プレゼンの準備に何時間もかけることって、よくあることでしょ。

 

一方で、インタビューの準備に何時間もかけるなんて、まずないですよね。

 

 

でも、残念ながら、「伝えるだけでは、伝わらない」のです。

 

簡単な話、こちらが「10」のことを伝えても、

相手はその全てを理解してくれるわけではありません。

 

まあ、「10」伝えたら、理解してくれるのは「5」くらいかな。

 

誤解されることもあるし、聞き流されてしまうこともある。

 

そして、「記憶に残る」のはごく一部です。

 

さらに、「こちらが期待したような行動を起こしてくれる可能性」は、

悲しいくらいに低くなります。

 

だから、相手が「わかった」というような顔をしたからといって、

必ずしも「こちらが期待したような行動」を起こしてくれないのは、

あたりまえなの話なのですね・・・。

 

 

「伝える」という行為には、必ず「誤解・ロス・抵抗」が生じています。

 

だから、多くの人は「伝える」ことに対してストレスを感じていて、

「うまく伝えよう」「くり返し伝えよう」とリキんでいるのです。

 

これが、コミュニケーションにおける「空回り」が発生する原因です。

 

「お説教」などは、空回りコミュニケーションの最たるものだと思います。

 

「なんとかして伝えよう!」とばかりに、延々としゃべり続ける。

 

しかし、相手は「うるせえなあ」としか思っていない(苦笑)。

 

 

そこで私は、「伝えたら、聞き出す」ようにしています。

 

例えば、ひとしきり伝えるべきことを伝えたら、

それを相手がどのように理解したのか聞き出してみる。

 

これによって、相手の理解度が確認出来るし、

間違っているところがあれば、修正することも出来ます。

 

これは、お客さまや、目上の人に意見を伝える時に有効な手法です。

 

まず、伝える時には、クドクドやらずに、簡潔にポンと伝える。

 

そして、「どう思われますか?」と聞いてみる。

 

すると、あれこれ話してくれるものです。

 

こちらの真意が伝わっていれば、ニコニコしながら聞けばいい。

 

間違っていれば、遠慮せずにキチンと修正します。

 

その際には、「相手が間違っている」と言って修正するのではなく、

「こちらの言葉が足りなかった」と謝りながら修正するのがコツです。

 

こうすることで、「誤解」や「ロス」を軽減することが出来ます。

 

 

また、人は一方的に説得されると、たとえ内容に賛同していたとしても、

なんとなく反発したくなります。

 

逆に、自分の意見を少しでも取り入れてもらえると、多少不満があっても、

「まあ、この程度ならいいいか」と受け入れてくれるようになります。

 

こうすることで、「抵抗」を軽減することが出来ます。

 

ですから、「聞き出す力」を磨くことは、

「伝える力」を強化することにもつながるのですね。

 

 

「聞き上手は話し上手」と言われるように、

「伝える力」と「聞き出す力」には強い相関があります。

 

もう少し言うと、「伝える」「聞き出す」というのは、

「強い相関」というより「表裏の関係」にあります。

 

右手と左手みたいなものです。

 

二つを合わせて、ポンという音が鳴る。

 

片方の手だけでは、音を鳴らすことは出来ない。

 

今回、オリンピックが日本で開催されることになりましたが、

あれなども「何をプレゼンすればよいのか」というリサーチと、

「プレゼンのよさ」がかみ合ったから、うまく行ったのです。

 

やはり、片方の手だけでは、音を鳴らすことは出来ないのですね。

 

 

そのため、「伝える力」と「聞き出す力」を同時に学ぶと効果的なのですが、

これまで、なかなかそうした機会が作れずにいました。

 

それが、今回のオープンセミナーで、ようやく実現したわけです。

 

楽しみでしょ(^^)。

 

 

これで10割!空回りしない絶対コミュニケーション力講座

「伝える力」と「聞き出す力」のコラボレーションセミナー

 

11/20(水)18:30~21:30

 

詳細は ⇒ https://www.cross-r.jp/service/image/seminar20131120.pdf

 

 

今回は、フジサンケイビジネスアイさんの後援も得て、

大手町の東京サンケイビルにて開催します。

 

私も、とっても力が入っていますよ~。

 

楽しみでしょ(^^)。

 

 

そうそう。今回のセミナー、通常の時間より一時間早く始まります。

 

そこで、「遅れてしまいそうなんだけど、大丈夫ですか?」という

お問い合わせを、たくさんいただいています。

 

大丈夫ですよ。安心してください。

 

 

何故なら・・・、

今回のコラボセミナー、先に話すのが私だから・・・(^^;

 

 

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「伝える力」と「聞き出す力」のコラボレーションセミナーを開催します。

 

両者は「表裏」の関係にあるため、同時に学ぶととても効果的なのですが、

それがついに実現したわけです。私もすっごく力が入っていますよ(^^)/

 

詳細は ⇒ https://www.cross-r.jp/service/image/seminar20131120.pdf

 

 

●タイトル これで10割!空回りしない絶対コミュニケーション力講座

      「伝える力」と「聞き出す力」のコラボレーションセミナー

 

●講 師  根本広喜 辻口寛一

 

●日 時  11/20(水) 18:30~21:30(18:00受付開始)

 

●場 所  東京都千代田区大手町1丁目7-2 

      東京サンケイビル7F A会議室

 

●受講料  10,000円(事前振込制 振込先は別途ご案内します)

 

●申 込  本メール( mailmag@cross-r.jp )に折り返しご連絡ください。

      メルマガ読者以外の方のご参加も歓迎いたします。

 

●講師プロフィール

 根本広喜 株式会社クリエイションズ・アイ 代表取締役社長

 1970年 埼玉県出身 明治大学法学部卒 

 大学卒業後、日本生命保険相互会社にて、千代田、日本橋支社等、東京都心の

 営業部長として、法人営業、営業スタッフの管理・育成、組織拡充に従事。

 営業成績及び営業組織の強化実績にて表彰多数。その後、豊富なセールス及び

 マーケティングの経験と実績をもとにコンサルタントに転身。

 「伝えたいことを120%伝えきる」独自のプレゼンテーションメソッドを開発。

 P・ドラッカーの「的確なマーケティングはセールスを不要にする」という理論

 に対抗し、「セールスの実績・感覚なくして、真のマーケティングは実現しない」

 という理論を唱え、その理論を「話し方・見せ方」というフレームワークに落とし

 込んだメソッドで、現在は異色のマーケッターとして活躍中。

 自治体が主催する日本最大級のビジネスコンテスト「横浜ビジネスグランプリ

 2011」 において、クライアント企業の事業計画の策定の段階から関わり、実際に

 スピーカーとして グランプリを獲得(434社中1位)。

 

●後 援  フジサンケイビジネスアイ http://www.business-i.jp/

 

●協 力  イノベーションズアイ http://www.innovations-i.com/

 

 

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●編集後記

 

 10月も半ばだというのに、30度まで気温が上がったり、

 台風がどんどんやってきたりと、なんだかヘンな天気ですね・・・。

 

 私の周りでも、体調を崩している人がチラホラ。

 

 皆さんも、どうぞご自愛くださいね。

 

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