vol.230 => 「ダメ出し」よりも「ホメ出し」が大切・・・。

クロスロードの辻口です。

今日は、
     「ダメ出し」よりも「ホメ出し」が大切・・・。

というお話です。


「聞き出す力養成講座」には、グループごとに分かれて、
「お互いの聞いている姿を見て、フィードバックし合う」という
演習があります。

これ、最初のうちは、みんな構えるんですよね(苦笑)。

フィードバックというと「ダメ出し」が連想されるみたいで、
「何を言われるんだろう・・・」とビクビクするわけです。

そこで私は、「ホメ出し」を徹底するようにお願いしています。

「ダメ出し」の逆で、いいところを一生懸命見つけるわけです。

しかも、この「ホメ出し」は、ただ「良かったよ」というのではなく、
「具体的にどこが良くて、そのためにどういう効果が生まれているのか」
というふうにホメるのです。

たとえば、先日の演習では、
「笑い声がころころと心地良いので、もっと喜ばせてあげたくなる」
なんてフィードバックを受けていた女性がいました。

「ころころと笑う」というのは、司馬遼太郎さんがよく使っていた表現で、
女性の明るい可愛らしい笑い方を言うんですね。

このフィードバックをしたのは、50代の男性の方なのですが、
こういう表現が出来るのって、カッコいいですよね。

「ホメ出し」は、ホメられるほうも気分がいいけど、ホメるほうも気分がいい。

だから、もっといろんなところで「ホメ出し」をしたらいいと思います。

実は、「ダメ出し」より「ホメ出し」をするほうが、数段難しいのです。

それだけ、対象をよく観察しなければいけませんからね。

「お客さんのことを、よく観察しろ」なんて言うよりも、
「お客さんを10通りにホメてみろ」という課題を出したほうが、
お客さんのことをよく観察するようになるんです。


それから、身近な人や組織の「ホメ出し」をするのもオススメです。

奥さんやお子さんを10通りにホメてみる。

自分の会社を、10通りにホメてみる。

住んでいる街を、10通りにホメてみる。

ひとつやふたつなら、すぐに出るでしょう。

でも、10個ホメるのは大変です。

私がコンサルティングを提供している企業では、
「自社を百通りにホメてみよう」という課題をやっています。

百通りにホメるには、自分一人の視点で考えていては無理なんです。

経営者、社員、アルバイト、応募者(新卒・中途)、株主、銀行、顧客、
取引先、それから社員の家族、会社の近隣に住む人々など、
会社に関係するあらゆる人たちの視点で考えなければならない。

これこそが、「多角的に考える」ことだと思います。

百通りにホメると、とても幸せな気持ちになるものです。

「百個挙げた」という達成感だけでなく、
「自分はそんな素晴らしい会社に勤めているんだ」という感謝が生まれます。


この課題、子供にもやらせるといいと思うんですよね。

家族を、友達を、地域を、日本を、百通りにホメてみる。

そうすると、家族や友達を大切に感じるだろうし、
地域や日本に誇りを持つようになると思うんです。

いい課題だと思うんだけどな~。


ちなみに、11月のオープンセミナーに参加されると、
「相手のホメるべきところを探す⇒聞き出す力」と、
「相手が喜ぶように効果的にホメる⇒伝える力」の、
両方を学ぶことが出来ます。

楽しみでしょ(^^)。

 

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「伝える力」と「聞き出す力」のコラボレーションセミナーを開催します。

両者は「表裏」の関係にあるため、同時に学ぶととても効果的なのですが、
それがついに実現したわけです。私もすっごく力が入っていますよ(^^)/

詳細は ⇒ https://www.cross-r.jp/service/image/seminar20131120.pdf


●タイトル これで10割!空回りしない絶対コミュニケーション力講座
      「伝える力」と「聞き出す力」のコラボレーションセミナー

●講 師  根本広喜(伝える力) 辻口寛一(聞き出す力)

●日 時  11/20(水) 18:30~21:30(18:00受付開始)

●場 所  東京都千代田区大手町1丁目7-2 
      東京サンケイビル7F A会議室

●受講料  10,000円(事前振込制 振込先は別途ご案内します)

●申 込  本メール( mailmag@cross-r.jp )に折り返しご連絡ください。
      メルマガ読者以外の方のご参加も歓迎いたします。

●講師プロフィール
 根本広喜 株式会社クリエイションズ・アイ 代表取締役社長
 1970年 埼玉県出身 明治大学法学部卒 
 大学卒業後、日本生命保険相互会社にて、千代田、日本橋支社等、東京都心の
 営業部長として、法人営業、営業スタッフの管理・育成、組織拡充に従事。
 営業成績及び営業組織の強化実績にて表彰多数。その後、豊富なセールス及び
 マーケティングの経験と実績をもとにコンサルタントに転身。
 「伝えたいことを120%伝えきる」独自のプレゼンテーションメソッドを開発。
 P・ドラッカーの「的確なマーケティングはセールスを不要にする」という理論
 に対抗し、「セールスの実績・感覚なくして、真のマーケティングは実現しない」
 という理論を唱え、その理論を「話し方・見せ方」というフレームワークに落とし
 込んだメソッドで、現在は異色のマーケッターとして活躍中。
 自治体が主催する日本最大級のビジネスコンテスト「横浜ビジネスグランプリ
 2011」 において、クライアント企業の事業計画の策定の段階から関わり、実際に
 スピーカーとして グランプリを獲得(434社中1位)。

●後 援  フジサンケイビジネスアイ http://www.business-i.jp/

●協 力  イノベーションズアイ http://www.innovations-i.com/


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●編集後記

 夫婦ゲンカをして、ムカムカしている時なんかに、少し冷静になって
 奥さんの「ホメ出し」をしてみると、いいですよ。

 まあ最終的には、「こんな自分の奥さんであり続けているのはスゴイ」
 ということになるんですけどね(苦笑)。

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