vol.245 => 「違和感を覚える」って大切・・・

□■□■--------------------------------------2014.2.10------□■□■

 

 聞き上手な人が増えれば、世の中はもっとハッピーになる!

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クロスロードの辻口です。

 

今日は、

       「違和感を覚える」って大切・・・。

というお話です。

 

 

ここのところ、週刊誌などで、

「全聾の作曲家」の話題が盛り上がっていますね・・・。

 

私はこの事件に詳しいわけではないので、特別なコメントは書けません。

 

ただ、面白いなあと思うのが、今になって

「おかしいと感じていた」という人が、たくさん出てくることです。

 

「やっぱり、耳が聞こえてるんじゃないかと思った」とか、

「この人、ホントに作曲しているのかなと感じていた」なんて、

違和感を覚えている人は、以前からいたのですね。

 

渦中の人物を大きく取り上げたNHKがいろいろ言われていますが、

マスコミはこうした事件を起こしてしまうと本当に大変みたいですね。

 

やはり、マスコミは偽りがあるものを取り上げてはいけないわけです。

 

社会的に大きな影響力をもつマスコミが取り上げると

「●●で放映された」「■■に掲載された」なんて、

権威づけに利用されてしまいますからね。

 

そのために、裏付けをとる(ウラをとる)ことが必要になります。

 

この「ウラをとる」のに大切なのが、

「違和感を覚える」ということだと思うんです。

 

取材対象者の発言を、何でもかんでも検証するわけにはいきません。

 

そんなことは、現実的に不可能ですよね。

 

話を聞いていて、「おかしいな」と思うところ。

 

これを、本人に確認したり、他の人に問い合わせたりする。

 

3/6(木)に開催するオープンセミナーで講師を務めていただく

日経ビジネス副編集長の森永輔さんも、

この「ウラをとる」ことをとても大切にしているそうです。

 

実際に、「記者」とはいうものの、

「記事を書いている時間」よりも「ウラをとっている時間」のほうが長いとか。

 

でも、近年はネットで情報が安易に収集出来るようになったので、

「情報のウラをとる力が弱まってきている」なんて話も聞きます。

 

ネットで本人の名前を検索してみて、おかしなことが書かれていなければ、

それだけで信用してしまう。

 

これ、やっぱり危険なことだと思うんですよね・・・。

 

 

一般に、「聞き上手な人」というと、

「相手の話を気持ちよく聞いてあげられる人」というイメージがあります。

 

でも、これは、「聞き上手の初級」みたいなものです。

 

中級は、「聞きたいことを、ごく自然に聞き出すことが出来る人」です。

 

この、「ごく自然に」というのが難しいんですよね。

 

そこで大事なのが、「相手の立場になって、親身に話を聞く」ということです。

 

相手の立場になって、親身に話を聞いていると、

相手は「もっともっとわかってもらいたい!」という気持ちになります。

 

だから、どんどん話してくれるようになる。

 

でも、そうすると、ついつい「話を盛ってしまう」ことがある。

 

こんな時に、本当に相手の立場になって話を聞いていると、

「そんなものかなあ・・・」と違和感を覚えるものです。

 

それを、さり気なく、やさしく指摘してあげる。

 

そうすると、話し手は、素直に修正するものです。

 

聞いている側も、もっと気持ちよく話を聞くことが出来ます。

 

でも、ムキになって反論したり、明らかに指摘を無視したりする人もいます。

 

そうしたら、その時は無理をせず、周囲の人にウラをとっていくことです。

 

それは、「盛っている」のではなく、「偽り」かもしれない・・・。

 

 

自分の健康管理などでも、健康診断に頼るばかりでなく、

違和感を覚えたら医者などに相談することが大切だと言います。

 

まあ、とはいえ、忙しいとついつい後回しにしちゃうんですけどね(苦笑)。

 

それから、政治や経済など「世の中の動き」も違和感を大切にしたほうがいい。

 

「グローバル化に対応」「コンプライアンス重視」なんて言いながら、

真逆の動きをしている政治家や経営者って、けっこう思いつきませんか?

 

今回の都知事選なども、候補者の年齢層の高さや、争点の不明確さなど、

「これからの東京」を考える上で、違和感を覚えることが、たくさんありましたよね。

 

 

でも、まあ、私「都民」じゃないので、エラそうなことは言えないけど(^^;

 

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●編集後記

 

 週末は、すごい雪でしたね・・・。

 

 週末だったからよかったものの、平日だったら大混乱だったでしょうね。

 

 私は子供たちと一緒に実家の雪かきをしたのですが、普段使わない筋肉を

 酷使したために、今日は身体のあちこちが痛いです(苦笑)。

 

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