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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
「言うまでもないことだ」と思っているから言語化しようとしない・・・
というお話です。
「暗黙知の言語化って、なんだか難しそうですね」。
こうした声を、よく耳にします。
「暗黙知」という表現が、そう感じさせるのかもしれません。
でも実際には、それほど難しいことではないんです。
対話力強化講座で学ぶ「話し合う目的を共有して、やり取りを回す」。
ほとんどの暗黙知は、これをしっかり行えば言語化できます。
暗黙知が言語化されないのは、なぜか?
その原因の一つは、当人が「言うまでもないことだ」と思っていることです。
「こんなこと当然だよね。だから、わざわざ言葉にするまでもないかな」と思ってしまう。
それを、「いえいえ、そんなことありませんよ。大事なことですよ」と言いながら、やり取りを回していく。
興味深そうに、反応を返しながら。
「勉強になります!」なんてコメントを入れながら。
そうすることで、優績者が抱えているノウハウなどが、ポツポツと言語化されていきます。
これは、メンバーが抱え込んでいる情報でも同じです。
「こんなこと、報告するまでもないかな」と思ってしまう。
過去に上司に報告しようとしたら、うるさそうな顔をされた。
そんな記憶が頭をよぎって、報告するのをためらってしまう。
そして、「忙しそうだから、後でタイミングを見て報告すればいいか」なんて考える。
そのうちに、報告するのを忘れていまう。
こういうのが、後になって「それ、はやく言ってよ~」ということになる。
「ハッキリ大変だとわかること」だったら、すぐ報告するはずです。
「言うまでもないようなことを、わざわざ言葉にすることはないかな」。
これも、暗黙知を生んでしまう原因の一つなのです。
3/2(水)に「まとまらない話13」を開催します。
そこでは、「(オンラインでも)活発な意見交換が行われるようにするには?」について取り上げます。
「活発な意見交換が行われる場」というのは、
「暗黙知が生まれてしまう環境」と真逆なわけです。
そう考えると、どのようにすればよいのかイメージが湧きやすいかな…なんて考えています。
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