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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
すべてのものにはヒビがある。そして、そこから光が差し込む・・・
というお話です。
オードリー・タン氏の著書「デジタルとAIの未来を語る」プレジデント社(2020年12月)
この本の「終わりに」で、氏はこんな詩の一節を取り上げています。
There is a crack, a crack in everything
That's how the light gets in
⇒ youtube「Leonard Cohen - Anthem (Live in London)」
(レナード・コーエン~カナダのシンガーソングライター)
「すべてのものにはヒビがある。そして、そこから光が差し込む」
昨年、この本を読んで知った歌ですが、いいな~と思って何となく聴いていました。
そして、ウクライナに関するニュースを見ていて、この歌をふっと思い出しました。
タン氏は、この一節を紹介した後に、こう続けます。
「こんな不正義が二度と起こらないために、私は社会に対して何ができるだろうか」。
この問いを、怒りに対して抱き続けることで、怒りは建設的なエネルギーとなります。
そうすれば、誰かを攻撃したり非難したりせずに、前向きな新しい未来の原型を作る道に
止まることができます。そして、あなたが見つけたヒビに他の人たちが参加し、そこから
光が差し込みます。
この世は完璧ではありません。欠陥や問題点を見つけ、それに対して真摯に取り組むことこそが、
今私たちがここに存在している理由なのです。
この本、翻訳がこなれていませんが、内容はとても示唆に富むものでした。
「こんなの、どうやって突破すればいいんだ」と思うような、高く厚いカベが目の前に立ちはだかっている。
でも、そのカベには、必ずどこかしらにヒビが入っている。
そこを見つけて取り付いていると、そのうち皆が協力してくれるようになる。
そして、そのヒビが少しずつ大きくなり始めて、やがて光が差し込んでくる。
困難な相手との対話でも、同じことが言えます。
「どこかしらにヒビがあるはずだ」
そう考えて、あきらめずに取り付いてみる。
ウクライナとロシアの対話も、困難だとは思いますが、平和に向かって進むよう願っています。
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