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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
ビジネスコミュニケーションの観点から「平成」を総括してみる・・・
というお話です。
今週水曜日に開催する「まとまらない話」では、「総括する」ことについて取り上げます。
その内容を考えながら、何となく「平成」という時代を総括してみました。
もちろん、30年間もあるのですから、切り口によって様々に総括できます。
私の場合は、やはり「ビジネスコミュニケーション」という観点で総括してみようと思います。
平成の30年間は、一貫して「多様化が進んだ時代」です。
昭和の頃は、業界1位の会社と2位の会社には、それほど違いがなかった。
「追いつけ、追い越せ」の時代ですから、業界2位の会社は1位の背中を追いかけている。
だから、両社にそれほど大きな違いが生まれることはなかったんです。
それが、平成になって市場が成熟し、各社とも「違いを打ち出す」ようになりました。
当初は「差別化」と言っていました。
これが言葉が悪いということで「個別化」となり、さらに多様化していったわけです。
個人でも、同じことが言えます。
昭和の消費パターンって、画一的だったんですよね。みんな同じものを欲しがる。
皆が、テレビという同じ情報ソースから影響を受けていましたから。
でも、今はネットが情報ソースの中心になり、人それぞれになりました。
人によって、欲しいもの、好きなことが、全然違います。
この30年間で、個人も相当多様化したと思います。
このように多様化が進む中で、ビジネスコミュニケーションはどう変化したか。
「聞く=相手を理解する・引き出す」ことに力点が置かれるようになりました。
昭和のコミュニケーションスキルって、「話し方」しかなかったんです。
一方で、平成は一貫して「聞き方」が研究された時代です。
コーチング、カウンセリング、ファシリテーション、傾聴スキルなどが研究され、発展していきました。
そして、令和の時代はどうなるか。
多様化が、さらに進みます。
そうすると、相手が多様化するだけでなく、自分たち自身も多様化していくわけです。
顧客も多様化しているけど、それに対してサービスを提供する側も多様化している。
顧客から見て、サービス提供者は皆同じではない。
また、部下も多様化したけど、上司も多様化している。
部下から見て、上司は皆同じではない。
相手だけでなく自分も多様化している。お互いに多様化している。
そのため、相手を理解するだけでなく、自分のことも理解してもらう必要がある。
すなわち、お互いに理解し合う必要があるわけです。
だからこそ、対話が必要であると考えています。
こうやって総括してみると、なかなか面白いです(^^)。
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