クロスロード辻口の「たまに配信するメルマガ」
「人間との対話」と「生成AIとの対話」は何が違うのか? ( その3)。
今回で「アブダクション推論」はおしまい。次回から「 記号接地問題」に移ります。
今回は、アブダクション推論は「使いよう」ですよというお話です 。
アブダクション推論とは、わかりやすく言うと「察する」こと。
気をつけてほしいのは、「推論の中で最も正確性が低い」というこ とです。
だからこそ、「観察⇒仮説⇒検証」です。「検証」 が必要なのです。
アブダクション推論の、悪い使い方は、
相手の話をわかったつもりになって、途中で遮ってしまうこと。
特にこれは「親しい仲で起こりがち」です。
「オマエの言いたいことは、よくわかった」といって話を遮る。
私たちの上の世代、上司だった人たちに、 こういうタイプの人がよくいました。
それで、本当にわかっていればいいのですが、よくわかってない( 苦笑)。
一方、アブダクション推論の、良い使い方は、
相手が言いたいことの言語化を支援してあげることです。
「え~、なんというか、その~」
相手が、うまく言葉にできずに苦労している。こういう時、
「あなたの言いたいことは、こういうことですか?」
相手が言いたいことの「叩き台」を出してあげるわけですね。
叩き台があると、考えがカタチになりやすい。
上司に言語化を支援する姿勢があると、 メンバーはすごくラクになります。
仕事が効率的に進むだけでなく、メンタルにもいい。
でも、残念ながら、今はその逆が多いようですね。
言語化を支援するのではなく、「言語化しろ」 とプレッシャーをかける。
後日述べますが、言語化するって難しいんです。
だからこそ、一緒に考える=対話が必要です。
ちなみに、優秀な医師はアブダクション推論の精度が高いんです。
NHKに、総合診療医ドクターGという番組があります。
患者の話や検査データだけでなく、 診察室に入ってくる様子や仕草、 家族の話などを統合して診療する。
病気というものは、本人が気づいていないことが、 たくさんあるものです。
患者の自覚症状と検査データに加えて、 医師が第三者の目で観察する。
だからこそ、正しい診察ができます。
そして、優秀な医師は、 このアブダクション推論の精度が高いのです。
じゃあ、センサーか何か取り付けて、 医師の目の代わりにすればいいんじゃないか?
こう考えがちですが、センサーはあくまでもセンサーであり、 人間の目の代わりにはなりません。
なぜか? それについては、次回から扱う「記号接地問題」でお話しします。
記号接地問題とは、簡単に言うと「AIは身体をもたない」という ことです。
アブダクション推論と記号接地問題。これらのことを知ると、
「医師がAIに代替されることはない」とわかります。
ただ、今のお医者さんは忙しすぎますよね。
多忙すぎる医師を支援して、ゆっくり診察できるようにする。
そういう方向にこそ、AIが使われるべきだと思います。
あ、念のため申し上げておきますが、私はAIの進化について「 肯定派」です。
というか、 産業革命以来の変化が起こるのではないかと期待しています。
ただ、現在よく話題にされているような方向で、 AIが進化するとは考えていません。
これについても、 後日きちんと根拠をお伝えしたいと思っています。
次回配信も、やはり未定です(苦笑)。
ゆる~く書いていきますので、引き続きお付き合いください <(_ _)> 。
------------------------------ ------------
▼ 話をわかりやすくするために割り切った表現をすることがあります 。ご容赦ください。
▼本メールは当社とご縁のある方々に対してお送りしています。
▼配信解除、配信先変更などについては、 お手数ですが折り返しご連絡ください。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
┃■発行元 :クロスロード株式会社 http://www.taiwaryoku.jp/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
Copyright (c) CROSSROADS CO., Ltd. All Rights Reserved.
▼
▼本メールは当社とご縁のある方々に対してお送りしています。
▼配信解除、配信先変更などについては、
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■発行元 :クロスロード株式会社 http://www.taiwaryoku.jp/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (c) CROSSROADS CO., Ltd. All Rights Reserved.
