クロスロード辻口の「たまに配信するメルマガ」
「人間との対話」と「生成AIとの対話」は何が違うのか? ( シリーズ その7)。
ポイントは3つ ①アブダクション推論 ②記号接地問題 ③論理性と物語性
今回から、「③論理性と物語性」に入ります。
簡単に言うと、人間は論理性に関してAIに及ばない。
しかし、AIにはない「物語性」をもっている。
今後は、この物語性を磨いていくことが肝要になる。 ということです。
まず、「論理性とか物語性とか言ってるけど、 それって何よ?」というところから。
これ、キチンと定義しようとすると、なかなかむずかしいんですよね。 諸説あります。
なので、わかりやすく割り切った表現をします。ご容赦ください。
論理も物語も、両方とも「つなげる」ものです。
論理的なつながりは、緻密で実現可能なつながり。
物語的なつながりは、曖昧でゆるやかなつながり。
とりあえず、こう理解してください。
たとえば、「ロジカルシンキングによる問題解決理論」 というものがあります。これは、
わかりやすく言うと、 現在の状態と望ましい状態を論理的思考によってつなぐものです。
一方、「物語」も、現在の状態と望ましい状態をつなぐことができます。
「空を自由に飛びたいな」と思ったら「はい、タケコプター」。
たしかに、実現可能ではありません。論理的にはつながっていない。
でも、なんとなく意味がつながっていますよね。そして絵やアニメに描くことができる。
こういう、ゆるやかなつながりが物語です。
人間は、物語を求めずにはいられない生き物です。
空の星を見て、つながりをつけて星座をつくってしまう。
月の姿を見て、その陰から「うさぎがもちつきをしている」と考える。
また、世界中どこでも、言語をもつ部族には、必ず「神話」があります。
そして、その神話には、ほぼ必ず「創世と来歴の物語」があります。
この世は、どのようにしてできたのか。古事記だと「国生み」ですね。
我々は、どこからやってきたのか。古事記だと「天孫降臨」です。
もちろん、これらは事実とは言い難い。まあ、つくり話です。
しかし、世界中どこにいっても、言語を持つ部族には神話があり、創世と来歴の物語がある。
部族をまとめ、維持するには、こうした物語が必要だったのではないかと言われています。
今風に言い換えると、「アイデンティティ」ですね。
その効果たるや、歴然たるものです。
神話をもたない、アイデンティティをもたない部族は、ほとんど滅んでいるのです。
物語的活動というと、ビジネスと関係ないように思われがちですが、そうでもありません。
現在の企業活動においても、アイデンティティを明確にしようとしますよね。
これらは、ビジネスにおける物語的活動です。
アイデンティティだけでなく、「構想」「発想」「ビジョン」なども物語的活動です。
こうした、構想・発想・ビジョンなどを、実現可能にしていくのがビジネスです。
これまでのビジネスでは、具体的に実現可能にする「論理的なスキル」が求められていて、
「こんなものがあったらいいな」「こういう組織にしたいな」などの「物語的なスキル」は、
あまり求められていませんでした。
これからは、論理的な活動はAIに任せて、人間は物語的な活動にシフトすべきではないか…。
もう少し、物語についてお話ししましょう。
物語には、私たちをつき動かす、つよい力があります。
世界中、どこにいっても「人気の物語」がありますが、その構成は恐ろしいほど似通っています。
起:旅立ち
承:困難・敵との遭遇
転:克服
結:帰還
神話だけでなく、ハリウッドの映画、日本のアニメ、各国の小説まで、これがスタンダードになっています。
これは部族などには関係ありませんから、こうした物語に血沸き肉躍るのが人間の本性なのでしょう。
けっこう、物語って面白いでしょ(^^)。
この物語性は、AIは人間に遠く及びません。次回から、そうした比較をしていきます。
「AIは産業革命に匹敵するインパクトを与える」と言われていますが、私もそう思っています。
しかし、今話題のChatGPTや人型ロボットが、そうした革命を起こすとは考えていません。
そんなお話も、今後していきますね。
次回配信も、やはり未定です(苦笑)。
ゆる~く書いていきますので、引き続きお付き合いください <(_ _)> 。
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