□■□■--------------------------------------2012.7.30------□■□■
ビジネス・ストーリーライターの辻口です。
今日は、
「たくさん間違えさせる」というのも、
立派な教育方針なんだな・・・。
というお話です。
先日、経営者数名で雑談をしていた時に、
「社員の教育方針」が話題になりました。
あたりまえですが、教育方針とは
「どういう社員に育てたいか」を考えて、
「そのために重視していること」を明示したものです。
今は、変化の激しい時代なので、
ただ「素直に上の言うことを聞く」だけでなく、
「自分で考えて行動できる人材になってほしい」というのが
多くの経営者の願いのようですね。
そこで、なるほどなあと思ったのが、
「そのために、たくさん間違えさせるようにしている」
という教育方針を明示している企業があったことです。
知らない土地で、目的地に辿りつくためには、
間違いを犯す可能性があります。
というか、間違わずに目的地に辿り着くことは
難しいと言っていいでしょう。
仕事も同じで、自分で考えて行動するからには、
いくつか間違いを犯さないと、目的地に辿り着くことは出来ません。
でも、間違いを犯すことを厳しく処罰していると、
社員は間違いを恐れるようになります。
「自分で考えろ」と言っておきながら、
「減点方式の評価」を取り入れている企業は、
言っている事とやっている事に矛盾があるわけです。
「自分で考えて行動出来る人材に育ってほしい。
だから、たくさん間違えなさい」というのは、
とてもユニークだけど、筋が通ってるんですね。
サントリーの「やってみなはれ精神」のようなものかな。
⇒やってみなはれ精神
http://www.suntory.co.jp/company/research/history/frontier.html
私個人の感覚としても、
「チャレンジしろ」と言われるより、
「やってみなはれ」とか「たくさん間違えろ」と言われたほうが、
なんだか伝わるような感じがします。
こういうことを、
方針やスローガンでハッキリとした言葉にするのは、
とてもいいことですよね。
まあ、「間違えるのが目的」になっちゃいけないし、
「致命的な間違い」をしてもいけないわけですが(苦笑)、
そこは運用上の課題ですね。
私も、たっくさん間違ってきたなあ・・・。
あっ、その割に、成長していないかも・・・(汗)。
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●編集後記
さすがに毎日暑いですね。みなさんは、お体大丈夫でしょうか?
私の周囲には、体調を崩している人がチラホラと・・・。
実は私も7・8月はとても忙しいので、倒れたりしないように
気をつけながら毎日を過ごしています。
みなさまも、どうぞご自愛くださいませ。
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※ 本文中、話をわかりやすくするために割り切った表現をしています。
ご容赦くださいませ。
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