対話力について考察するコラム

対話力について、やさしく 深く 広く 考察していきます


2022年4月7日(column56)

「教育の満足度」と「長期的な成長」の相関について考える

4月、新年度ですね。新入社員の皆さんは、研修の真っ最中だと思います。今回は、こうした研修での「受講者の満足度」と「長期的な成長」との相関について考察します。短期間で「わかった!」「できた!」と思わせるような研修は、受講者の満足度は高いものの、後であまり役に立たない傾向があります。それどころか、悪影響を及ぼすことさえあります。逆に、受講者の満足度は低いものの、後にその人を大きく成長させる研修もあります。こうしたことは、漠然とイメージできると思いますが、それがなぜ起こるのか、どのような要因があってそうなるのか、整理・考察してみたいと思います。⇒続きを読む

 


2021年12月16日(column55)

「ビジネスコミュニケーション」について考える

「カウンセリングやコーチングを学んだけど、どうもしっくりこない」という方をよく見かけます。「傾聴しましょう」「オープンクエスチョンを使いましょう」などと言われたけど、現実の場面でうまく使えない。かえって、それらに捉われてしまうと、コミュニケーションがおかしなことになってしまう・・・。こんなふうに悩んでいる人が多いように感じます。そこで今回は、そうした方々が、スッキリするようなお話をしたいと思います。⇒続きを読む

 


2021年12月9日(column54)

「多様性の大切さ」について考える③

前回のコラムでは、多様性を確保するために、採用面で気をつけるべきポイントについて考えました。しかし残念ながら、多様な人材を集めたからといって、必ずしもメリットが得られるとは限りません。今回は、多様性のメリットを得るために必要なポイントについて考えてみたいと思います。 このポイントを活かしたイギリス軍は、意外な人たちの貢献によって厄介なUボートの駆逐に成功。おかげで、「第二次世界大戦の終了が3年早まった」とさえ言われています。 ⇒続きを読む

 


2021年12月2日(column53)

「多様性の大切さ」について考える②

多様性について語る時に、どうしても出てくるのが、「多様性の確保と優秀な人材の確保は相容れない」という意見です。今回のコラムでは、この問題について考えます。まず、「多様性についての誤解」を明らかにし、さらに「多様な人材を採用するために必要なこと」について触れてみます。1970年代まで、オーケストラの団員は、ほとんどが男性でした。それが、ある実験をきっかけに女性演奏者の合格率が急上昇し、一次審査通過率は5割増、最終審査通過率は4倍に達しました。いったい、何をしたのでしょうか?  ⇒続きを読む

 


2021年11月25日(column52)

「多様性の大切さ」について考える

私たちは、どうしても「自分の視点」に拘ってしまい、そこに偏りや盲点があることを忘れてしまいがちです。こうした偏りや盲点を埋め合わせるには、多種多様な人の視点を足し合わせることが必要です。いくら数が多くても「同じような人」の視点を足し合わるのでは、偏りや盲点は解消されません。これ、当たり前のように思えて、実はそうでもないんですね。そこで、私たちがよく知っている優秀な人たちが集まっている組織=CIA、コロナ専門家会議、政府・官庁などを取り上げながら、多様性の大切さについて考えてみたいと思います。  ⇒続きを読む

 


2021年11月18日(column51)

「対面とリモートのバランス」について考える

コロナウイルス感染者数の減少が続き、「アフターコロナの時代」を見据えた模索が始まっています。コミュニケーションのあり方についても、様々な議論が行われています。これまでは、感染予防の観点から「なるべくリモートで」という感じでしたが、今後は、「対面とリモートのいいとこ取りをする」ことが重要になります。とはいえ、両者のバランスをとるのは難しいものです。そこで今回は、「ビジネスのコミュニケーションにおいて、どのように対面とリモートのバランスをとるべきか」について、考えてみたいと思います。特に強調したいのが、「社会的学習」という概念です。  ⇒続きを読む



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