□■□■--------------------------------------2012.9.18------□■□■
ビジネス・ストーリー ライターの辻口です。
今日は、
「間のとり方」について・・・
お話しします。
私は以前から、
「間」というものに、大変興味を持っています。
話す時だけでなく、
文章を書く時も、「間」を意識しています。
このメルマガも、「間」が多いですよね…(笑)。
これも、好き嫌いがあって、
「やたらと読点や改行が多くて、読みにくい!」
という人もいれば、
「つっかえずに、スーッと読めるからいい!」
という人もいます(^^)。
とはいえ、「間をとる」というのは、
ただ単に「間(あいだ)を開ければいい」
というわけではありません。
そこが、難しいところですよね…。
私は「間」について、
「砂に水をかけて、沁み込ませていくようなものだ」
と考えています。
あまり一気に水をかけてしまうと、
沁み込んでいかずに、水が流れ出してしまう。
そういう時には、
沁み込んでいくまで、少し待ちますよね。
これが、「間」なんだと思います。
話す時には、相手の表情を見て、
「沁み込み具合」を確認しながら話すわけです。
どうせ、たくさん話したところで、
沁み込まなければ、意味がない…。
そう割り切って、
相手の理解するスピードに合わせて、適量を与えていく。
そうすることで、「間」が生まれる。
よく、「話の間がとれるようになりたい」という人がいますが、
「間をとる」のは適量を与えるための「手段」であって、
「目的」ではないのです。
文章を書く時はどうか。
文章を書く時は、相手の顔が見えません。
だから、沁み込み具合が確認出来ない。
でも、文章の場合は、
読み直してみると、濃淡がありますよね。
「ここはよく読んでほしいな…」という「濃い」ところが、
あまりに続くと、文章として重たくなります。
そういう時は、改行を多くしたり、
例え話を加えたりして、間をとります。
あまりに濃度が高いと、水あめみたいにネットリして、
喉ごしが悪くなる(^^)。
だから、薄めてあげるんです。
とはいえ、あまりに薄めてしまうと、
「内容がない文章だ!」と言われてしまいます。
そこの加減が、ムズカシイ・・・(苦笑)。
書き慣れていない人の文章は、
「内容を濃くしよう!」とリキんでしまって、
かえって読みづらくなることが多いんですよね。
私も以前は、
すごくギチギチで、漢字が多くて、
読んでいて疲れる文章を書いていました。
こういう文章って、
「独り善がりの文章」なんです。
「自分が考えていること」を言葉にしただけで、
「相手に理解させること」まで考えていない…。
会話で、相手のことなどお構いなしに、
言いたいことを勝手にしゃべっているのと同じです。
「間」を意識することは、
相手を思いやること…。
そう考えると、「間」をとることで、
なんだか、少し大人になれたような気がする…。
まあ、こんなことを考えて喜んでいるうちは、
まだまだ、子供なのかもしれませんが…(^^;
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次回の「聞き出す力養成講座」は12/5(水)19:30~21:30に開催します。
詳細は、後ほどご案内しますので、まずは予定の確保をお願いしますね。
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●編集後記
早いもので、リーマン・ショックから、もう四年が経つのですね…。
一週間ほど苦悩して、大リストラを決断したのが、昨日のようです。
たまに、元社員のみなさんが、元気で頑張っている様子を知らせて
きてくれるのですが、いまだに自責の念が薄らぐことはありません。
いつまでもメソメソするつもりはありませんが、その当事者として
忘れたり誤魔化したりしてはいけないことだ…、と自戒しています。
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ご容赦くださいませ。
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するのは、まったく構いませんし、出典を明示する必要もありません。
遠慮なさらず、どんどん使い回してください(^^)。
私の考え方って、決して人を不幸にするものではないと思うんです。
多少なりとお役に立てるなら、こんなに嬉しいことはありません。
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