□■□■--------------------------------------2012.11.26-----□■□■
ビジネス・ストーリー ライターの辻口です。
今日は、
「自分のキャラクター」がよく伝わるような、
「ちょっとしたエピソード」を持ちましょう。
というお話です。
私は、セミナーなどでお話しする際に、
なるべく「自分のキャラクター」を伝えるようにしています。
同じ内容の話をしても、
○○さんが言うと「その通りっ!」て思えるけど、
××さんが言うと「そうかなあ…」と思えちゃう。
ということが、よくありますよね(^^)。
これは、両者のプレゼンスキルの違いもありますが、
キャラクターの違いも大きいのです。
とはいえ、キャラクターを伝えようとして、
自分のことをあまり話し過ぎてしまうと、
イヤミになっちゃいますよね(^^;
「オマエのことなんか、聞きたくないよ」
と反発されてしまいます。
そこで、セミナーでは、
自分のキャラクターが伝わるようなエピソードを、
事例の中にさり気なく織り込むようにしています。
では、なぜそこまでして、
キャラクターを伝えようとするのか。
面白いもので、
キャラが伝わると、共感されやすい。
共感されると、理解されやすい。
理解されると、実行されやすい。
という関連性があるんです。
ビジネスの最終的な「目的」は、
行動を促す(実行してもらう)ことです。
営業であれば、購買してもらうこと。
採用であれば、応募してもらうこと。
経営やマネジメントも、
最終的に行動を促さなくてはいけませんよね。
研修も同じで、
学んだことを実行してもらわないと
効果が生まれません。
とはいえ、
「とにかくやれ!」と言ったところで、
誰も動いてくれませんよね・・・(^^;
実行してもらうためには、
様々な「お膳立て」が必要です。
やっぱり、理解して、共感してもらえないと、
相手は動いてくれません。
では、理解と共感、どちらを優先すべきか。
以前にもお話ししましたが、
それは、共感が先なんです。
人は、相手に共感すると、
その人が話すことを理解しようとします。
そして、共感してもらうためには、
キャラクターを伝えることが有効なんです。
優秀な経営者、営業マン、採用担当者などにお会いすると、
話す内容がしっかりしているだけでなく、
キャラクターもしっかりと伝わってきますよね。
そして、「キャラクターを伝える」のに効果的なのは、
なんと言っても「ちょっとしたエピソード」です。
キャラクターは、
言葉で表現してはダメなんです。
「私は誠実です」と口先だけで伝えたところで、
相手はそのように受け取ってくれませんよね(^^)。
それよりも、誠実に振る舞うと共に、
「誠実さが伝わるようなエピソード」を伝えることです。
小説や、ドラマ・映画などでも、
登場人物のキャラクターを言葉で表現することは、
ほとんどしませんよね。
それよりも、
劇中の振る舞いや、ちょっとしたエピソードで、
キャラクターが伝わるようにしています。
実は、多くの作家たちは、小説や脚本を書く際に、
登場人物について、とても細かいところまで設定しています。
例えば、
この人は、●年に金沢で生まれ、現在は浦安に住んでいる。
家族は5人。3人娘で、休日は父親としての居場所がない。
食べものにはまったくこだわらないが、嗜好品にうるさい。
タバコも大好きなのだが、健康を心配する家族から厳しく
止められている。しかし、実は後ろめたい思いをしながら、
コッソリ煙草を喫っており、そうした自分に嫌悪感を・・・
などの詳細を詰めていきます。
これらのことを、
作品の中で実際に取り上げるかどうかは関係なく、
あらかじめ詳細に詰めておくのです。
こういうところまで細かく設定しないと、
登場人物のキャラクターが伝わるようなエピソードが
描けないものなんですよね。
私が、企業や商品の「ものがたり」を描く際にも、
ストーリー性を持たせるだけでなく、
経営者や開発者のキャラクターが伝わるような
ちょっとしたエピソードを織り交ぜるようにしています。
そうすると、
彼らの「起業や開発への想い」について、
読む人が共感しやすくなるからです。
逆に、キャラクターが伝わらないと、
いくらストーリーがしっかりしていても、
共感してもらえないんです。
なんて、こんなことをメルマガで書いてしまうと、
12/5(水)のセミナーにいらっしゃる方に、
手の内をさらしてしまうことになっちゃいますね(^^;
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12/5(水)19:30から、今年最後の「聞き出す力養成講座」を開催します。
「相手と友好的な関係を築きながら、有用な話を聞き出す」には、
どうすればよいのかについて、体系的にわかりやすくご説明します。
私は、「話し上手な人が増えるよりも、聞き上手な人が増えたほうが、
世の中はハッピーになる」と考えています。
年内最後の開催です。多くの方のご参加を、お待ちしております。
名 称 「聞き出す力養成講座」
日 程 12/5(水) 19:30~21:30(19:00開場)
場 所 スター貸会議室 飯田橋
千代田区飯田橋3-4-3 エレガンス飯田橋2階
定 員 30名
受講料 5,000円
申 込 このメールにそのままご返信ください。
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●編集後記
三連休、いかが過ごされましたか?
私はちょっと早いですが、来年の動きについてあれこれ考えていました。
来年は「聞き出す力養成講座」をさらに発展させ、単なる研修ではなく、
「企業の体質を変えるような商品」にしていきたいと考え初めています。
いろいろ考えているうちに、なんだかワクワクしてきました(^^)/
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※ 本文中、話をわかりやすくするために割り切った表現をしています。
ご容赦くださいませ。
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するのは、まったく構いませんし、出典を明示する必要もありません。
遠慮なさらず、どんどん使い回してください(^^)。
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