vol.186 => キャラクターが伝わる、ちょっとしたエピソードを・・・

□■□■--------------------------------------2012.11.26-----□■□■

ビジネス・ストーリー ライターの辻口です。


今日は、
 
     「自分のキャラクター」がよく伝わるような、

     「ちょっとしたエピソード」を持ちましょう。

というお話です。

 


私は、セミナーなどでお話しする際に、

なるべく「自分のキャラクター」を伝えるようにしています。

 

同じ内容の話をしても、

   ○○さんが言うと「その通りっ!」て思えるけど、

   ××さんが言うと「そうかなあ…」と思えちゃう。

ということが、よくありますよね(^^)。

 

これは、両者のプレゼンスキルの違いもありますが、

キャラクターの違いも大きいのです。

 

とはいえ、キャラクターを伝えようとして、

自分のことをあまり話し過ぎてしまうと、

イヤミになっちゃいますよね(^^;

 

「オマエのことなんか、聞きたくないよ」

と反発されてしまいます。

 

そこで、セミナーでは、

自分のキャラクターが伝わるようなエピソードを、

事例の中にさり気なく織り込むようにしています。

 

では、なぜそこまでして、

キャラクターを伝えようとするのか。

 

面白いもので、

     キャラが伝わると、共感されやすい。

     共感されると、理解されやすい。

     理解されると、実行されやすい。

という関連性があるんです。

 

ビジネスの最終的な「目的」は、

行動を促す(実行してもらう)ことです。

 

営業であれば、購買してもらうこと。

 

採用であれば、応募してもらうこと。

 

経営やマネジメントも、

最終的に行動を促さなくてはいけませんよね。

 

研修も同じで、

学んだことを実行してもらわないと

効果が生まれません。

 

とはいえ、

「とにかくやれ!」と言ったところで、

誰も動いてくれませんよね・・・(^^;

 

実行してもらうためには、

様々な「お膳立て」が必要です。

 

やっぱり、理解して、共感してもらえないと、

相手は動いてくれません。

 

では、理解と共感、どちらを優先すべきか。

 

以前にもお話ししましたが、

それは、共感が先なんです。

 

人は、相手に共感すると、

その人が話すことを理解しようとします。

 

そして、共感してもらうためには、

キャラクターを伝えることが有効なんです。

 

優秀な経営者、営業マン、採用担当者などにお会いすると、

話す内容がしっかりしているだけでなく、

キャラクターもしっかりと伝わってきますよね。

 

そして、「キャラクターを伝える」のに効果的なのは、

なんと言っても「ちょっとしたエピソード」です。

 

キャラクターは、

言葉で表現してはダメなんです。

 

「私は誠実です」と口先だけで伝えたところで、

相手はそのように受け取ってくれませんよね(^^)。

 

それよりも、誠実に振る舞うと共に、

「誠実さが伝わるようなエピソード」を伝えることです。

 

小説や、ドラマ・映画などでも、

登場人物のキャラクターを言葉で表現することは、

ほとんどしませんよね。

 

それよりも、

劇中の振る舞いや、ちょっとしたエピソードで、

キャラクターが伝わるようにしています。

 

実は、多くの作家たちは、小説や脚本を書く際に、

登場人物について、とても細かいところまで設定しています。

 

例えば、

  この人は、●年に金沢で生まれ、現在は浦安に住んでいる。

  家族は5人。3人娘で、休日は父親としての居場所がない。

  食べものにはまったくこだわらないが、嗜好品にうるさい。

  タバコも大好きなのだが、健康を心配する家族から厳しく

  止められている。しかし、実は後ろめたい思いをしながら、

  コッソリ煙草を喫っており、そうした自分に嫌悪感を・・・

などの詳細を詰めていきます。

 

これらのことを、

作品の中で実際に取り上げるかどうかは関係なく、

あらかじめ詳細に詰めておくのです。

 

こういうところまで細かく設定しないと、

登場人物のキャラクターが伝わるようなエピソードが

描けないものなんですよね。

 

私が、企業や商品の「ものがたり」を描く際にも、

ストーリー性を持たせるだけでなく、

経営者や開発者のキャラクターが伝わるような

ちょっとしたエピソードを織り交ぜるようにしています。

 

そうすると、

彼らの「起業や開発への想い」について、

読む人が共感しやすくなるからです。

 

逆に、キャラクターが伝わらないと、

いくらストーリーがしっかりしていても、

共感してもらえないんです。

 


なんて、こんなことをメルマガで書いてしまうと、

12/5(水)のセミナーにいらっしゃる方に、

手の内をさらしてしまうことになっちゃいますね(^^;

 


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12/5(水)19:30から、今年最後の「聞き出す力養成講座」を開催します。


「相手と友好的な関係を築きながら、有用な話を聞き出す」には、

どうすればよいのかについて、体系的にわかりやすくご説明します。


私は、「話し上手な人が増えるよりも、聞き上手な人が増えたほうが、

世の中はハッピーになる」と考えています。

 
年内最後の開催です。多くの方のご参加を、お待ちしております。
 

 
 名 称  「聞き出す力養成講座」

 日 程  12/5(水) 19:30~21:30(19:00開場)


 場 所  スター貸会議室 飯田橋

      千代田区飯田橋3-4-3 エレガンス飯田橋2階

      地図→ http://bit.ly/jfhqDO

 定 員  30名

 

 受講料  5,000円

 申 込  このメールにそのままご返信ください。

 

 

 

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●編集後記

 三連休、いかが過ごされましたか?

 私はちょっと早いですが、来年の動きについてあれこれ考えていました。

 来年は「聞き出す力養成講座」をさらに発展させ、単なる研修ではなく、

 「企業の体質を変えるような商品」にしていきたいと考え初めています。

 いろいろ考えているうちに、なんだかワクワクしてきました(^^)/  

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※ 本文中、話をわかりやすくするために割り切った表現をしています。

  ご容赦くださいませ。


※ 本メールで得たノウハウや考え方、ヒントなどを、転用、転載、転送

  するのは、まったく構いませんし、出典を明示する必要もありません。

  遠慮なさらず、どんどん使い回してください(^^)。


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