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【クロスロード辻口の、「聞き出す力」を考察するメルマガ】
http://www.cross-r.jp/
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次回のオープンセミナーは、元東京地検特捜部検事の現役弁護士さんに、
「聞き出す力」について語っていただきます。
「元検事の企業法務弁護士が語る、シリアスな場面での聞き出す力とは?」
3/13(水)開催です。会場に余裕があるので、まだまだ受付可能ですよ。
お申込みは、このメールに折り返しご連絡くださいね。
(本メルマガの末尾に「ご案内」があります)
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クロスロードの辻口です。
今日は、「無駄な経験なんて、ないんだな・・・」というお話です。
私は以前、趣味でスキューバダイビングをやっていました。
一応、インストラクターの資格をとり、
アルバイトでガイドをしていた時期もありました。
実は、この時の経験が、話を聞き出すのに、とても役に立っているんです。
ダイビングのガイドをやる時って、
「上から自分の動きを見ているようにイメージする」のがコツなんです。
水中には流れがあるので、自分ではまっすぐ進んでいるつもりでいても、
実際には斜めに進んでいることがよくあります。
また、近場の海は少し荒れると「みそ汁」みたいに見通しが悪くなり、
「自分がどこにいるのか」が、わからなくなることがよくあります。
そのため、「上から自分の動きを見ているようにイメージする」ことで、
自分がどう進んでいるのか、どのあたりにいるのかということを、
常に把握しておく必要があるんです。
よく、「全体観を持て」と言われますよね。
あれに近いと思います。
それで、あたりまえの話ですが、
「モノの全体像を見る時は、離れて見るとわかりやすい」のですが、
「動きの全体像を見る時は、上から見るとわかりやすい」のですね。
だから、「話の流れ」などの全体像を把握する時には、
グーグルマップを見ているような感じで、上からイメージするんです。
そうすると、相手の話を聞きながら、「大体この分野は聞けたな」とか、
「こっちの分野が聞けていないな」なんてことがわかるようになります。
「俯瞰する」なんて難しい言葉もありますが、
まあ要するに、上から見ているイメージを持つことです。
「上から見る」と言っても、
「エラそうに上から目線で見る」ということではありませんからね(笑)。
また、この視点は、「聞く時」だけでなく、「話す時」にも役立ちます。
自分が話す時にも、「上から見ている感じ」をイメージするんです。
わかりやすく話すには、「話のつながりが見えやすい」ことが重要です。
「脈絡のない話」って、聞いていてツライですよね。
「上から見ている感じ」を意識すると、自分の話の流れが気になるので、
脈絡のない話をしなくなる・・・というと、ちょっと言いすぎですが、
まあ少なくなります。
もちろん、この視点は、「読む時」「書く時」にも役立ちます。
「話の構成が見える人」って、こういう視点を持っているのだと思います。
最近、思うのが、「無駄な経験なんて、ないんだな・・・」ということです。
「この経験が、こんなことに活かせるとは思わなかった」なんて思うことが、
最近よくあるんです。
だから、子供たちには、いろんなことを経験させてやりたいと思うんですが、
そう言っても、あんまりピンときていないみたいなんですよね(苦笑)。
そういえば、私も若い頃に父親からそんなことを言われたような気がしますが、
その時には、あんまりピンとこなかったからなあ・・・。
う~ん。どうすればいいかなあ・・・(悩)。
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2013年 第2回目のオープンセミナーのご案内です(^^)/
元・東京地検特捜部検事だった現役弁護士さんに、「聞き出す力」について
語っていただきます。
「元検事の企業法務弁護士が語る、シリアスな場面での聞き出す力とは?」
-通常のビジネスシーンとシリアスな場面とで、共通する/異なるポイント
-話を聞く場面による違いと、話してもらう相手の立場による違い
-聞く前にすべきこと
-あるべき姿勢とは
-必要とされる「力」とは
経営者、危機管理担当者の方は必聴のセミナーですよ。
お知り合いの方のご紹介も大歓迎です。ぜひお誘いください。
●日時 3/13(水)19:30~21:00 (19:00開場)
●場所 東京都中央区日本橋人形町1-11-12
リガーレ日本橋人形町アネックス3F
最寄駅:水天宮前駅 人形町駅
昨年までのセミナー開催場所とは異なります。ご注意ください。
●料金 5,000円
●申込 本メール( mailmag@cross-r.jp )に折り返しご連絡ください。
講師プロフィール
渋谷 卓司(しぶや たかし)
西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士
1990年慶應義塾大学法学部卒業。
2004年ジュネーブ国際大学経営学修士課程修了(MBA)。
1992年4月から2010年3月まで検事。その間、東京地検特捜部等で犯罪捜査・
刑事裁判立会等の検察実務に従事したほか、法務省刑事局付、外務省在ジュ
ネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官として、各種条約交渉を中心とする
国際業務に、法テラス本部総務部財務会計課長、法務省法務総合研究所総務
企画部副部長として、予算等管理部門の総括業務に、従事。所属組織、国籍
を問わず、あらゆる立場の人から様々な話を聞く経験を有する。
2010年4月、弁護士に転職し現在の事務所に入所。検事時代の経験を生かし、
国内外で生じる企業の役員や職員による不正や不祥事に関する事実調査・当
局対応・関連紛争対応・再発防止策の提言などの危機管理・コンプライアン
スを中心とする企業法務に従事。各種企業の第三者委員会委員のほか、総務
省参与、福島原発国会事故調協力調査員等を歴任。著書(共著)に「実例解説
企業不祥事対応-これだけは知っておきたい法律実務」(経団連出版)、「ビジ
ネスパーソンのための企業法務の教科書」(文春新書)。
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●編集後記
長男が通う中学の近くを歩いていたら、下校中の長男とばったり。
「おう!」という感じで手を上げ、一緒にいた二人のお友達に「あ、息子が
いつもお世話になっています」とニコヤカに挨拶したつもりだったのですが、
その後に長男は「お前のオヤジ、スゲー怖そうだな」と言われたそうです。
それを聞いて、「話を聞き出すには、話しやすい柔らかい雰囲気が必要」と
セミナーでいつも話しているのに、自分は全然できてないやと反省しました。
ちなみに、息子に「怖そうなオヤジだな、と言われて、なんて答えたんだ?」
と聞いたら、「え、いやー、まー、そのー」。
どうやら、否定しなかったようです(苦笑)。
あっ、いかんいかん。全然、話しやすい雰囲気になっていない・・・(^^;
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┃■発行人 :辻口 寛一
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