vol.289 => 抽象論だけでもダメ、技術論だけでもダメ・・・

□■□■-------------------------------------------2015.1.5-------□■□■


      聞き上手な人が増えれば、世の中はもっとハッピーになる!

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                (「ほぼ」毎週月曜日配信・・・)


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クロスロードの辻口です。


今日は、

       抽象論だけでもダメ、技術論だけでもダメ・・・

というお話です。



明けまして、おめでとうございます。


本年もどうぞよろしくお願い申し上げます <(_ _)> 。



年末年始、いかが過ごされましたでしょうか?


私は、せっかくなので、なるべくゆっくり考える時間を作るようにしました。


というのは、実は私、今年で50歳になるんですよね・・・(汗)。


50代の自分は、30代、40代の自分に比べて、何が優れているのかなあ?


体力は衰えてきているし、瞬発力も持久力も確実に失われてきている。


「知識や経験が増えているさ」なんていったって、なんだかアヤフヤだし、

もっと「ハッキリしたつよみ」はないのかなあ・・・?


そんなことを考えていました。



そこで、自分を慰めるようにしながら、いくつか挙げてみたのですが(苦笑)、

そのうちの一つに、「抽象論と技術論の両方が語れる」というのがありました。


この二つって、両立させることが大事なんですが、なかなか難しいんですよね・・・。



先日のメルマガでも書きましたが、私は最近、

「コミュニケーションを良好にするには、まず相手のことをわかってあげることが大切ですよ」

ということを、よくお話ししています。


でも、これだけでは抽象的ですよね。いわゆる「精神論」みたいな感じがします。


これだと、聞いている人は「抽象論ばかり言うなよ」「で、具体的にどうしろって言うんだよ」

と思うことでしょう(苦笑)。


そこで、技術論もしっかり語ると、「なるほどなあ。そうすればいいのか」という納得と共に、

「自分はこれまで話を聞き出そうと努力していなかったなあ」という自覚もしてもらえます。


そして、「もっと部下やお客さんの話を聞き出して、わかってあげましょうね」という言葉に、

素直にうなずいてもらえるようになります。



逆に、「こうすると、話が聞き出せる可能性が上がりますよ」という技術論だけを話していると、

冷たい感じになってしまって、違和感や嫌悪感を覚える人もいるんですよね。


そこで最後に、「今日は研修なので技術的なお話をしましたが、実際には相手のことを

わかってあげようとする誠実さが、何よりも大切なんですよ」と話すようにしています。


すると、暖かい気持ちになって、「今日学んだことを活かしていこう」と思ってもらえます。


だから、抽象論と技術論の両方を語れることって、大切なんですよね。



でも一般的に、若い人が抽象論を語るのは、青臭い感じがして説得力が感じられないんですよね。


抽象論と技術論、この両方を無理なく語れるのが、50代なんじゃないかという気がします。


60代になったら、抽象論だけ語って、技術論は弟子の人たちに任せることができたらいいな・・・。


なんて考えるのは、まだ早いかな(^^;



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●編集後記


 たくさんの方々から年始のご挨拶をいただき恐縮しております。有難う御座います。


 メールでいただいたご挨拶には、必ず返信するようにしております。


 紙の年賀状はなるべく送らないようにしております。申しわけありません。


 改めまして、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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