□■□■---------------------------2015.12.21--□■□■
「聞き上手な人」が増えれば、世の中はもっともっとハッピーになる!
【クロスロード辻口の、聞き上手になるメルマガ(ほぼ毎週月曜日配信)】
□■□■----------------------------------□■□■
クロスロードの辻口です。
今日は、
「ものの見え方」には、バイアスがかかっている・・・
というお話です。
先週の水曜日から、上海に来ています。
木曜日には、中国進出でお世話になっているマイツグループさんの忘年会に出席してきました。
花園飯店(オークラ)で総勢200名以上が出席する大宴会です。
こっちの忘年会って、すごく盛り上がります。
その中でも、マイツグループさんの忘年会の盛り上がり方はすごいです。
各部署ごとに歌ったり踊ったり、出し物を競い合います。
しかも、数か月前から練習に励んでいるんです。
中国人社員と日本人社員が一緒になってK-POPを歌い踊る様子は、とても平和で、微笑ましい限りです。
あまりの盛り上がりに、少々圧倒され気味でしたが、なんとも心地よい楽しい時間でした。
こういうの、もっと皆さんに知っていただきたいですよね。
上海に通っていると、マスコミの論調と実態がかけ離れていることが、よくわかります。
「中国バブルが崩壊する」なんて論調が盛んです。
でも、いったん豊かになり始めた人たちが、消費を控え続けることはできないでしょう。
特に、中国人は日本人よりはるかに物欲が強いですからね。
消費マーケットとしては、これからも成長を続けると思います。
たしかに、ある面が落ち込むことはあると思います。
生産拠点としての中国は、明らかに曲がり角にきています。
中国に莫大な富をもたらした土地開発も、もうスローダウンしています。
習近平政権の方針もあり、ぜいたく品・サービスの需要はガタ落ちしています。
でも、現実的な消費が極端に冷え込んでしまうことはないと思うのです。
それから、「いずれ共産党政権が崩壊する」という論調も盛んですよね。
たしかに、驚くほど矛盾満載の政権です。
でも、「じゃあ他にとって代わる組織があるのか」というと、まあ難しいと思うのです。
中国、おもしろいです。
まだまだ可能性がたくさんあります。
こんなエキサイティングなところが、飛行機で3時間足らずのところにあるんです。
まあ、空気は悪いし、うるさいし、「どうだかなあ・・・」と思うところもたくさんあります。
でも、おもしろいことは間違いありません。
心理学に「認知的不協和理論」というものがあります。
人は、自分の中に矛盾が生じると、いとも簡単に自分の認識を捻じ曲げてしまう傾向があります。
たとえば、「これからの時代にITは必要だ」という認識があるとしましょう。
しかし、「自分はITが不得意だ」という現実があったとします。
「必要だ」という認識と「不得意だ」という現実が同居していると、自分の中に矛盾が生じますよね。
そうすると、「ITなんて必要ない」というように認識を捻じ曲げてしまうのです。
「ものの見え方」には、ものすごくバイアスがかかっているんですね・・・。
この「認知的不協和」は、知らないうちにいろんなところで起こっています。
たとえば、「自分の話をよく聞いてくれる人を好きになってしまう」というのも、
この認知的不協和による面があります。
「この人のことを、自分は好きとも何とも思っていない」という認識があるとしましょう。
しかし、「この人に会うと、自分のことをたくさんしゃべってしまう」という現実があったとします。
「この人のことを何とも思っていない」という認識と「この人に会うと、自分のことをたくさんしゃべって
しまう」という現実が同居しているのは、自分の中に矛盾が生じますよね。
そうすると、「実は、自分はこの人のことが好きなんだ」と認識を捻じ曲げてしまうのです。
だから、「相手に好きになってもらうには、相手の話をちゃんと聞いてあげることだ」というのは、
とても理に適っているのです。
そして、中国を見るときの日本人の心理にも、この認知的不協和が働いているように思います。
たとえば、ある人が「中国は、これからますます成長・発展する」という認識を持っていたとします。
しかし、「マスコミで、中国に対する否定的見解が垂れ流され続けている」という現実があります。
そうすると、簡単に認識のほうを捻じ曲げてしまうわけです。
中国人は、顔つきは日本人と似ているけど、中身はまったく違います。
知れば知るほど、日本人との違いが見えてきます。
研修をしていても、「うわぁ、そういうふうに受け取るのかあ・・・」という驚きの連続でした。
だから、たしかに中国人と日本人がわかり合うのは簡単じゃないと思います。
でも、仲良くできるんですよね。
中国人と日本人が一緒に盛り上がれる。
一つの方向に向かって、一緒に努力できる。
マイツグループさんのように、そうしたことを実現している企業が実際にあるわけです。
中国人社員と日本人社員が協力し合っていける企業は、これからもどんどん伸びていくと思います。
たとえ、マスコミが中国に関するネガティブな情報を、今後も垂れ流し続けていったとしても・・・。
そして当社も、そうした企業のお手伝いを、来年もたくさんしていきたいと思っています。
------------------------------------------
以下のイベントはお申し込み受付中です。このメールにそのまま折り返しご連絡ください。
詳しい資料は、すべてこちらからダウンロードできます ⇒ http://goo.gl/CF3ivc
2016年1月(上海にて開催)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
1/14(木)16:00~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース
1/13(水)9:30~18:00(中国語)
1/16(土)9:30~18:00(日本語)
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
1/17(日)9:30~18:00(日本語)
2016年2月(東京にて開催)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
2/3(水)15:00~17:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース
2/17(水)9:30~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
2/18(木)9:30~18:00
2016年3月(上海にて開催)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
3/22(火)16:00~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース
3/24(木)9:30~18:00(中国語)
3/26(土)9:30~18:00(日本語)
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
3月のアドバンストコースはお休みです。
上記イベントへのお申し込みは、このメールに折り返しご連絡ください。
------------------------------------------
編集後記
上海の地下鉄12号線が土曜日から開通。せっかくなので、土曜日に乗ってきました。
さすがにキレイで快適です。
でも、さっそく物乞いがいる。上海の地下鉄って、物乞いが回ってくるんですよ。
小銭の入ったカップを乗客一人一人に突き出して、お金を入れてと懇願して回ります。
しかも、大音量で音楽を流している。もう何がなんだかワケがわかりません。
こういうのも、おもしろいというか、なんと言うか・・・(苦笑)。
------------------------------------------
▼話をわかりやすくするために、少々割り切った表現をすることがあります。
どうぞ、ご容赦くださいませ。
▼本メールで得たノウハウや考え方、ヒントなどを、転用、転載、転送するのは、
まったく構いません。断る必要もなければ、出典を明示する必要もありません。
遠慮なさらず、どんどん使い回してください(^^)/
▼本メールを折り返していただければ、いつでも辻口と連絡がとれます。
いつでも、どこでも、どんなことでも、どうぞお気軽にご連絡ください。
▼配信先、登録内容などの変更をご希望の方は、お気軽に折り返しご連絡ください。
▼本メルマガは、辻口とご縁のある方、配信を依頼された方々に対して
お送りしております。配信不要の方は、大変お手数をおかけしますが、
http://goo.gl/W9lonx にアクセスして解除作業を行ってください。
(メールアドレスを入力するだけで解除できます)。
登録解除後、個人情報はすべて抹消されます。以後、当社のほうから
連絡が参ることは一切なくなりますので、どうぞご安心くださいませ。
▼バックナンバーは、弊社WEBサイトで閲覧できます。
▼当社の業務に関するお問い合わせも、本メールに折り返しご連絡ください。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃■発行元 :クロスロード株式会社 http://www.kikidasuchikara.jp/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (c) 2015 CROSSROADS,INC. All Rights Reserved.