□■□■---------------------------2016.1.25---□■□■
「話し上手」になるよりも、「聞き上手」になるほうが、簡単だしメリットも大きい!
【クロスロード辻口の「聞き上手になるメルマガ」(ほぼ毎週月曜日配信)】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
「ソフトスキル」というよりも、「レバレッジスキル」である・・・
というお話です。
最近、気になっている表現に「ハードスキル」「ソフトスキル」という言葉があります。
「ハードスキル」というのは、「仕事に関する専門知識」などです。
これらは、「学習した効果がテストで測りやすい」という特長があります。
一方、「ソフトスキル」は、コミュニケーションスキルなどの「汎用性のあるスキル」です。
これらは、残念ながら、「学習した効果が、テストで測りにくい」ものです。
要するに、「教育を受けても、効果がハッキリしない」わけですね。
そのため、企業の人材教育に、ソフトスキルは導入されにくいんです。
「重要性はわかるけど、効果が測りにくいものを導入するのは勇気が要る」ということですね(笑)。
ただ、これ、「ハード」「ソフト」という名前によるところも大きいんじゃないかと思います。
ハードスキルは、個人の生産性は高めますが、組織の生産性は高めません。
ソフトスキルは、個人の生産性だけでなく、組織の生産性も高めることができます。
個人×組織で生産性が高まれば、掛け算になるので、何倍、何十倍、何百倍にもなります。
だから、「ソフトスキル」というより「レバレッジスキル」なんです。
レバレッジとは、てこ(Lever)の力を使って影響力を大きくすることをいいます。
主に金融で使われる用語ですが、組織論にも応用できる考え方です。
「生産性」というものは、人類が「分業制」を取り入れてから飛躍的に向上しました。
機械、ITなどの生産活動を後押しする技術が取り入れられて、さらに向上しました。
しかし、ここにきて、生産性の向上が足踏みしています。
なぜかというと、社会が高度化・複雑化してきたため、分業が機能しなくなってきたのです。
昔は、「たくさんの人で、たくさんモノをつくって、たくさん売る」時代でした。
これだと、分業するだけでいいんです。
今は、「いろんな人で、いろんなモノをつくって、いろんな人に売る」時代です。
これだと、分業するだけじゃダメなんですよ。
分業が進みすぎて、「バラバラ」になっている。
「バラバラ」になっているものをどうするか?
「つなぎ合わせる」ことが必要です。
すなわち、「協力する」という側面が必要とされているんです。
ところが、この「分業する+協力する」ということの必要性が、まだまだ認識されていない。
残念ながら、「分業する+効率化する」という段階で止まっている。
「職掌を明確にしよう」「責任を明確にしよう」「評価を明確にしよう」
こういう声って、よく聞かれますよね。
これ、「分業する+効率化する」ことばかり意識している証拠です。
「協力する」が忘れられている。
だから生産性が高まらないのです。
このことを、ボストン・コンサルティング・グループのイブ・モリュー氏は、
「組織の生産性低下の原因は、明確・責任・評価である」と述べ、
そのわかりやすい例として「リレー競争」を挙げています。
⇒ http://logmi.jp/92047
優秀な人材を集めて、個々の能力を最大限に発揮させても、お互いの協力がうまくいかなければ、
競争に勝てないのです。
逆に、そこそこの人材の集まりでも、お互いが協力し合うことで、競争に勝つことができるのです。
では、協力を生み出すために、どうすればよいのか。
これには明確な解答があります。
お互いの話を聞き合えばいいのです。
「言い合う」のではありません。「聞き合う」のです。
言い合いは「争い」につながります。
聞き合いは「協力」につながります。
「協力しよう!」という「かけ声」だけではダメなんです。
「お互いの話を聞き合う」という、具体的な行為が必要です。
ただ、「どのように話を聞き合えばよいのか」を、ほとんどの人はよくわかっていません。
そこで、サポーティブリスニングを学ぶ必要があるのです。
サポーティブリスニングを学ぶと、「こう聞けばいい」ということがハッキリわかります。
だから、サポーティブリスニングを導入した企業は、生産性が高まるんです。
特に、中国ではその効果が著しい。
有難いことに、「サポーティブリスニングを学んで、人生が変わった」と言ってくださる人が、
たくさんいらっしゃいます。
そして、「サポーティブリスニングを導入して、会社が変わった」と言ってくださる経営者も、
たくさん出てきました。
次は、「サポーティブリスニングが普及したおかげで、社会が変わった」と言われたい。
サポーティブリスニングで、人が、組織が、社会が変わる。
そんな風景が、何となく見えてきました。
「自分が生きているうちに達成できるようなことは、目標にしてはいけない」と言われます。
そうすると、やっぱり目標は「世界が変わる」かな・・・。
まだ一月だし、年の初めということで、ちょっと大きなことを言ってみました(^^)
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以下のイベントはお申し込み受付中です。このメールにそのまま折り返しご連絡ください。
詳しい資料は、すべてこちらからダウンロードできます ⇒ http://goo.gl/CF3ivc
2016年2月(東京にて開催)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
2/3(水)15:00~17:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース⇒残席「4」です
2/17(水)9:30~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
2/18(木)9:30~18:00
2016年3月(上海にて開催)
●新春特別公開講座「組織を束ねる者は、どのような聞き方をすればよいか」
3/19(土)9:30~18:30(日本語・総経理限定のコースです)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
3/22(火)16:00~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース
3/24(木)9:30~18:00(中国語)
3/26(土)9:30~18:00(日本語)
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
3月のアドバンストコースはお休みです。
2016年4月(東京にて開催)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
4/5(火)15:00~17:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース
4/16(土)9:30~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
4/23(土)9:30~18:00
2016年5月(上海にて開催)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
5/5(木) 16:00~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース
5/7(土) 9:30~18:00(日本語)
5/10(火)9:30~18:00(中国語)
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
5/12(木)9:30~18:00(中国語)
5/14(土)9:30~18:00(日本語)
上記イベントへのお申し込みは、このメールに折り返しご連絡ください。
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編集後記
当社の今年のスローガンは「本当の聞き上手を育てることで、人と組織の生産性を向上させる」です。
それなのに、「生産性とは何か?」がわかっていなければ、ダメですよね・・・。
そこで、「生産性の向上」について、少しずつ勉強しています。
「生産性向上の起源は、分業制の採用にあった」ということを学んで、目からウロコでした。
でも、私のように「一人でやっている自営業者」は、分業制も何もありません。全部自分でやっている。
ということは、私は「原始人的な働き方をしている」ということなんですね・・・(汗)。
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