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「話し上手」になるよりも、「聞き上手」になるほうが、簡単だしメリットも大きい!
【クロスロード辻口の「聞き上手になるメルマガ」(ほぼ毎週月曜日配信)】
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2/17(水)の公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコースですが、
なんと残席が「2」あります。おおっ、最近には珍しく、満席になっていない…。
今回は、受講者の顔ぶれがとても豪華です。ご予定が合えばぜひお越しください。
お申込みは、このメールに折り返しご連絡ください。お待ちしております(^^)
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クロスロードの辻口です。
今日は、
当社は今後、「ストーリーシェアリング」という概念を提唱して参ります・・・
というお話です。
経営は、ステークホルダーとの間でストーリーを共有することだ。
マネジメントは、メンバーとの間でストーリーを共有することだ。
営業活動は、顧客との間でストーリーを共有することだ。
採用活動は、応募者との間でストーリーを共有することだ。
2000年代に入ってから、事業活動におけるストーリーの重要性が強調されるようになりました。
そして、ストーリーを共有するための有効な手段として「ストーリーテリング」がもてはやされてきました。
実は、私も以前からストーリーの力に魅入られていまして、ストーリーテリングをずいぶん研究しました。
このメルマガは、ストーリーテリングの手法を活用して書いています。
研修のコンテンツを体系化するのにも、ストーリーテリングの手法を活用しています。
ストーリーテリングは、本当に素晴らしい力を発揮します。
だから、当社は一時期、ストーリーテリングを主体としたビジネスの構築を模索していました。
何をかくそう、日本語の「ものがたり」という言葉の商標は、当社が保有していますからね。
それだけ、ストーリーに可能性を感じていたんです。
そりゃあもう、半端な意気込みではありませんでした。
今でも、私の本棚の上段には、ストーリーやナラティブに関する本がズラッと並んでいます。
ただ、ストーリーテリングは、すごく難しいんです。
私、ストーリーテリングの習得法を体系化しようと四苦八苦しましたが、うまくいきませんでした。
私が、お客さんのストーリーを作ってあげることはできます。
でも、お客さんがストーリーを自分で作れるようには、なかなか教育できない。
「ストーリーテリングを学んだけど、うまくいかない」という人って、多いと思います。
それ、ぜんぜん恥ずかしくありませんよ。
ストーリーテリングは、すごく難しいです。
定義があいまいな上に、必要なスキルがものすごく幅広い。
センスも必要です。
忙しい人が、簡単に習得できるようなシロモノではありません。
私、その頃、以前やっていた事業をたたんでヒマだったから、腰を据えてやれたけど・・・(苦笑)。
もう、お気付きですよね。
ストーリーを共有するのであれば、上手にストーリーを語ることで共有するよりも(テリング)、
相手からストーリーを聞いていって共有したほうが(リスニング)、数倍ラクなんです。
セールスパーソンであれば、顧客が置かれた状況・課題・望ましい状態を聞いていった上で、
「それでしたら、当社の商品がこのようにお役に立ちますよ」と言えばいいんです。
マネジメントも同じで、部下が置かれた状況・課題・望ましい状態を聞いていった上で、
「それなら、こうしたらいいんじゃないか」と指導してあげればいいんです。
この場合、ストーリーが面白い必要はありません。
相手にとって、自分に関するストーリーだから、面白くなくたって興味があるに決まっています。
これまで、ストーリーテリングの研究者は「いかにしてストーリーに興味を抱かせるか」をさんざん研究してきました。
それこそ、ハリウッドの手法を研究したり、脳科学の知見を引っ張ってきたり・・・。
そうして、そのストーリーを聞いた人が「他人ごと」ではなく「自分ごと」として捉えるように努力してきたんです。
これ、残念ながら、努力の方向を間違っていると思います。
こちらのストーリーを面白くして押し付けるより、相手のストーリーを聞いていったほうが、いいに決まっていますよね。
相手からストーリーを聞いていって、それにこちらの提案・指導をくっつける。
あるいは、こちらから理念や目標を提示して、それをどうやって実現するかストーリーを聞いていく。
そうすれば、両者の間でストーリーは簡単に共有できます。
それこそ、聞くことが9割。話すことは1割でいい。
私は、よく「辻口さんて、なんで聞くことの教育に注力しているの?」と質問されます。
そういう時、「たまたま、聞く研修を開発したら売れたからですよ」とお答えしています。
これ、ウソじゃありません。
ただ、もう少しいうと、ストーリーテリングの教育に限界を感じたからです。
そして、リスニングの教育をしたほうが有効じゃないかと考えたんです。
実際に、サポーティブリスニングを全社的に導入した企業は、大きな成果を得ています。
具体的な成果が出るので、サービスを提供する側としても、とても楽しいです。
挫折があったからこそ今がある、ということでしょうかね・・・(^^;
サポーティブリスニングの目的は何か。
相手との間にストーリーを共有することです。
先週のメルマガで、「聞ける○○は生き残れる」というお話をしました。
もっというと、「相手との間にストーリーが共有できる○○は生き残れる」のです。
サポーティブリスニングは、ストーリーを共有するための、最も有効な手段です。
ストーリーの共有は、相手との間に協力関係を築くための、最も有効な手段です。
相手との間に協力関係を築くのは、生産性を向上させるための、最も有効な手段です。
だから、サポーティブリスニングを全社的に導入した企業は、業績が伸びるんです。
しかも、サポーティブリスニングは、人にやさしい。つらくない。
3/19(土)に上海で総経理限定の公開講座を開催します。
そこでは、こうしたお話を織り交ぜながら、サポーティブリスニングを教授したいと考えています。
すでに、たくさんの方々から参加表明をいただいています。
ご参加の皆さん、楽しみにしていてくださいね。
そして、まだ参加表明をしていない総経理の皆さん。
土曜日だからって、ゴルフなんか行ってる場合じゃありませんよ(^^)。
あ、そうそう。
この総経理限定の公開講座は、マイツグループさんの主催ですが、私に言ってもらえれば席をご用意します。
もし、お知り合いの総経理の方がいらしたら、ご紹介してください。
きっと喜んでいただけると思います。
あ、いや。きっと喜んでいただけます(^^)。
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以下のイベントはお申し込み受付中です。このメールにそのまま折り返しご連絡ください。
詳しい資料は、すべてこちらからダウンロードできます ⇒ http://goo.gl/CF3ivc
2016年2月(東京にて開催)
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース⇒残席「2」です
2/17(水)9:30~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース⇒残席「3」です
2/18(木)9:30~18:00
2016年3月(上海にて開催)
●新春特別公開講座「組織を束ねる者は、どのような聞き方をすればよいか」
3/19(土)9:30~18:30(日本語・総経理限定のコースです)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
3/22(火)16:00~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース
3/24(木)9:30~18:00(中国語)
3/26(土)9:30~18:00(日本語)
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
3月のアドバンストコースはお休みです。
2016年4月(東京にて開催)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
4/5(火)15:00~17:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース
4/16(土)9:30~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
4/23(土)9:30~18:00
2016年5月(上海にて開催)
●講演会 なぜ「「聞くこと」が大切なのか
5/5(木) 16:00~18:00
●公開講座「サポーティブリスニング」ベーシックコース
5/7(土) 9:30~18:00(日本語)
5/10(火)9:30~18:00(中国語)
●公開講座「サポーティブリスニング」アドバンストコース
5/12(木)9:30~18:00(中国語)
5/14(土)9:30~18:00(日本語)
上記イベントへのお申し込みは、このメールに折り返しご連絡ください。
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編集後記
とうに風邪は治ったんですが、咳が止まらずに難儀しています。
なんでも「大人の喘息」なのだとか・・・。
黙っている時はいいのですが、しゃべるとダメなんですよね。コンコンという咳が出る。
あ、黙って人の話を聞けということかな・・・(^^;
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▼話をわかりやすくするために、少々割り切った表現をすることがあります。
どうぞ、ご容赦くださいませ。
▼本メールで得たノウハウや考え方、ヒントなどを、転用、転載、転送するのは、
まったく構いません。断る必要もなければ、出典を明示する必要もありません。
遠慮なさらず、どんどん使い回してください(^^)/
▼本メールを折り返していただければ、いつでも辻口と連絡がとれます。
いつでも、どこでも、どんなことでも、どうぞお気軽にご連絡ください。
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