vol.405 => 「割り切る」と「まとめ上げる」・・・

□■□■---------------------------2017.5.15---□■□■

     【クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」(毎週月曜日配信)】

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クロスロードの辻口です。

 

今日は、

 

      「割り切る」と「まとめ上げる」・・・

 

というお話です。

 

 

先週のメルマガ、「スペシャリストは専門家、ゼネラリストは統合家」は、大きな反響がありました。

 

たくさんの経営者や管理者の皆さんから、「すごいヒントになったよ!」とレスポンスを受けました。

 

今日は、その「統合性」について、もう少し考えてみます。

 

 

物事を見るのに、「ある一面しか見ない人」と「いろんな側面を見る人」がいます。

 

たとえば前者の人は、ある人を見る時に「とにかくイイヤツだ」というシンプルな見方をします。

 

一方で、後者の人は「この人は、こういう面もあるし、こういう面もある」という幅広い見方をする。

 

こういうと、「前者の人」と「後者の人」では、後者の人のほうが優秀そうに思えますよね。

 

 

ところが、実社会ではそうでもないんです。

 

営業活動などで、前者の人は「営業は数字が命だ!いくぞ~!」とシンプルに頑張ることができる。

 

一方で、後者の人は「売上も大事だけど、お客様に迷惑をかけてもいけないし…」なんて感じで、

ゴチャゴチャ言って動かなかったりします。

 

そう。「ある一面しか見ない人」って「割り切り」がいいんです。行動力、エネルギーがある。

 

逆に、「いろんな側面を見る人」って、優柔不断になりやすい。

 

だから、実社会では一概にどちらが優秀とは言えないんですね。

 

 

ただ、「いろんな側面を見ることができながら、優柔不断にならない人」がいます。

 

「割り切る」のではなく、「いろんな側面を見て、それらをまとめ上げることができる人」です。

 

すなわち、先週お話しした、真のゼネラリスト。「統合性が高い人」です。

 

 

「割り切りのいい人」って、具体的でわかりやすくて格好いいんです。

 

政治家だと、大衆から人気があります。

 

「統合性の高い人」って、抽象的でわかりにくく、腹黒く見えたりします。

 

革命は、両者が組み合わさると成功しやすい。

 

「チェ・ゲバラ」と「カストロ」は、最高の組み合わせだったのだと思います。

 

日本だと、長州藩と薩摩藩ですかね。

 

 

私は、大久保利通を尊敬しています。

 

これは、彼の統合性が非常に高かったからです。

 

大久保は、剣が強かったわけでもなく、特別な秀才というわけでもない。

 

実は、驚くほど専門性がなかった人です。

 

しかし、藩閥に関係なく人材を登用し、維新後の十年間で見事に混乱をまとめ上げた。

 

統合性の高い、真のゼネラリストです。

 

維新の人物の中では、まったく人気がありませんけどね(苦笑)。

 

 

あまり政治の発言はしないようにしていますが、トランプ大統領は、どうですかね。

 

安倍首相は? 小池百合子都知事は? 小泉純一郎元首相は? 石原慎太郎元知事は?

 

そうやって考えるのも、面白いと思います。

 

 

ちなみに、中国人の政治家、経営者には、統合性の高い人がたくさんいるように思います。

 

日本人よりも、すごいんじゃないかな。

 

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 ●公開セミナー なぜ、これからの時代は「聞くこと」が大切なのか

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  6/13(火)9:30~18:30

 

 ●公開講座 ストーリーシェアリング

  6/20(火)9:30~18:30

 

 

2017年8月

 ●公開セミナー なぜ、これからの時代は「聞くこと」が大切なのか

  8/2(水)15:00~17:00

 

 ●公開講座 サポーティブリスニング

  8/7(月)9:30~18:30

 

 ●公開講座 ストーリーシェアリング

  8/21(月)9:30~18:30

 

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