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【クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」（毎週月曜日配信）】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
御用聞き営業じゃダメ？
というお話です。
当社の研修は、どなたでも受講可能なように開発されています。
とはいうものの、やはり「営業力の強化」を目的として企業研修に導入されるケースが多いんです。
そこで、導入前にお客様の企業へ取材に行くわけですが、いつも可笑しく思うことがあります。
多くの企業さんが、「ウチの仕事は高度だから、御用聞き営業じゃダメなんだ！」と言います。
ところが、よくよく聞いてみると、「とはいえ、実態は、何か用がないと、お客さんのところに
行けないような営業社員たちが多いんですよね。う～ん・・・」なんて悩んでいらっしゃる。
何か用がないと、お客さんのところに行けない営業。
これって、「御用聞き営業」よりも、もっとレベルが低いわけですよね。
言ってしまえば、「御用すら聞きに行けない営業」です。
ただ、これは必ずしも「最近の若い人たちがダメだから」というわけではありません。
それよりも、環境の変化のほうが原因だと思います。
近年のオフィスは、セキュリティがしっかりしていて、気軽に会いに行けなくなった。
ネットやメールの発達で、面と向かったコミュニケーションを取る機会が減ってきている。
それから、接待の自粛や交際費の削減などから、人間関係を構築する機会も減っています。
さらに加えて、みんな忙しくなって、昔みたいにゆっくりしていない。
だから、「御用を聞きに行く」という行為自体が、昔に比べてずっと難しくなっているんです。
ちなみに、「御用が聞ける営業」と「用があったら呼ばれる営業」は大きな差があります。
「用があったら呼ばれる営業」は、差別化も何もできない。
必要な時に呼ばれて、他社と横一線に並べられて比較されるだけです。
事前に御用が聞ければ、少しだけでも他社より先んじることができる。
だから、「御用聞きじゃダメなんだ」なんて言わないで、まずは御用がしっかり聞けるようにする。
そう考えてみてはいかがでしょうか。
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