vol.486 => 「バランスよく行う」⇒「バランスよく組み合わせる」

□■□■---------------------------2019.1.21---□■□■

 

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クロスロードの辻口です。

 

今日は、

 

     「バランスよく行う」⇒「バランスよく組み合わせる」

 

というお話です。

 

 

年末年始に、研修の改訂を行いました。

 

その中に、「質問と傾聴のバランス」について表現を変えたところがあります。

 

サポーティブリスニング ベーシックコースを受講した方は、

「話を聞く時には、質問と傾聴のバランスが大事だ」ということを学んだ記憶があると思います。

 

これを、「質問と傾聴をバランスよく組み合わせることが大事だ」という表現に変更しました。

 

「組み合わせる」ことを意識するのがポイントです。

 

 

よく、「物事は、バランスが大事だ」と言われます。

 

もう少し言うと、「バランスよく組み合わせることが大事」なのです。

 

食事は、「主食・主菜・副菜のバランスが大事」ですが、もう少し言うと「それらをバランスよく組み合わせることが大事」です。

 

企業経営は、「営業と管理のバランスが大事」ですが、もう少し言うと「両者をバランスよく組み合わせることが大事」です。

 

対話は、「話す・聞くのバランスが大事」ですが、もう少し言うと「両者をバランスよく組み合わせることが大事」です。

 

 

「バランスをとる」ことではなく、「バランスよく組み合わせる」ことを目指す。

 

では、どうすればよいのか。それを、スッと表現できるように、これから考察を重ねていきます。

 

ポイントは、「両者を別々のものと考えず、その共通性・連続性に気づくことだ」と考えています。

 

 

昨今流行りの「ワーク・ライフ・バランス」などは、欧米型の「切り分ける=善悪二元論」からきています。

 

「オン」と「オフ」で切り分けて、両者のバランスをとるわけですね。

 

だから、目いっぱい働いて、長期休暇(バカンス)をとる。

 

 

ところが、日本人はあまり「オン」と「オフ」という発想がないんです。

 

「表裏一体」という言葉があるように、「遊びは仕事に通じ、仕事は遊びに通じる」。

 

これは、「陰陽」の発想なんです。「陰」と「陽」は切っても切り離せない。

 

 

たしかに、現在の日本人は「働き過ぎ」なので、短期的には「ワーク・ライフ・バランス≒時短」でいいと思います。

 

でも、ほんとうに日本人が目指すべき状態は、「欧米型の長期休暇(バカンス)」ではないと思います。

 

「遊びは仕事に通じ、仕事は遊びに通じる」のほうが、日本人は幸せを感じると思うんだけどな。

 

 

話が逸れました。

 

「質問と傾聴を別々のものと考えず、その共通性・連続性に気づくこと」

 

「質問は傾聴に通じ、傾聴は質問に通じる」

 

これらを、もっと端的に表現できるように、これから考察を重ねていきます。

 

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