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【クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」(毎週月曜日配信)】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
これからの日本に求められる「まとめる力」・・・
というお話です。
前回、「対話は『回すもの』である」というお話をしました。
対話を回すと、合意が形成されやすい。
ただ、「合意を形成する」というと、ちょっとカタイですよね。
そこで、「話をまとめる」と言い換えてみます。
この「話をまとめる力」が、これからの日本で求められている。
これまでの日本って、「まとまっているようで、少しもまとまっていなかった」のです。
この5年ほど中国を見てきて思うのですが、成長している時って、まとまってなくても何とかなるんですよね。
ダイエー創業者の中内功さんが「売上はすべてを癒す」と言ったそうですが、ホントにそうなんです。
問題があっても、売上が伸びれば何とかなる。成長すれば何とかなってしまう。
だから、まとまっていなくても、成長している時って何とかなっちゃうんです。
そのダイエーは、成長が止まった途端におかしくなった。
じゃあ、この30年ほどの「成長が止まった日本」は、まとまってきたか?というと、そうではない。
みんなでジワッと我慢してきただけです。
「まとまっていた」わけではない。
特に今の大企業がそうで、全然まとまっていない。ただ、みんなでジワッと我慢している。
意思決定は、話がまとまって決まったわけではない。
「まあ、しょうがないか」という感じで、「なし崩し」で決まっている。
これじゃあ、エネルギーは出ませんよね。
こうした時代に本当に必要なのは、一人の卓越した強いリーダーじゃないと思うんです。
地道に対話を回して、話をまとめていく。そういう人が複数いることのほうが、重要ではないか。
派手なビジョンを打ち出すわけじゃないけど、みんなを巻き込んでいく力がある。
議論で相手を打ち負かすんじゃなくて、地道に対話を回して話をまとめていく。
こうした「まとめる力」のある人が、これからの日本に求められていると思うのですが、いかがでしょうか。
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