vol.568 => 打ち合わせや会議をオンライン化する際に大切なこと・・・

□■□■-----------------------------2020.9.23-□■□■

     【クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」(毎週月曜日配信)】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

     打ち合わせや会議をオンライン化する際に大切なこと・・・

というお話です。

 

「オンラインでの講演や研修は、リアルで行うよりも短時間にする必要がある。」

最近、このような「常識」を耳にすることがあります。

オンラインだと疲れるから、短時間にする必要があるというわけですね。

実はこれ、間違いです。

オンラインのほうが、自宅や職場などでゆっくり受けられるので、かえって疲れない。

「アウェー」ではなく「ホーム」で受講するわけですからね。

実際に、先日行ったアンケートでは、オンラインで当社の一日研修(900~1700)を受講した皆さん全員が、

「研修時間は適当であるか?」という問いに対して「適当である」と回答してくださっています。

 

では、なぜ「短時間にする必要がある」と、あたかも常識のように言われるのでしょうか。

大変申しわけないけど、「多くの講演・研修が面白くないから」です。

リアルだと、内容が面白くなくても、周りに人がいるし、講師も目の前にいるので、我慢しますよね。

しかし、オンラインだと、周りに人もいないし、講師も目の前にいないから、我慢しないんです。

手もとが見えないから、「内職」もやり放題です。これだと、すぐ「離脱」します。

すなわち、オンラインだと、つまらないと露骨に「ダメ出し」されてしまうのです。すぐに「崩壊」が起こる。

キビシイですよね。。。

 

ですから、講演や研修をオンライン化する際に大切なのは、「短時間にすること」ではなく、「そもそもの内容を充実させること」なのです。

これ、講演や研修だけでなく、企業における打ち合わせや会議でも同じです。

意味のない打ち合わせや会議は、リアルだと我慢してつき合うけど、オンラインだとすぐ厭きられて離脱されてしまう。

だから、打ち合わせや会議をオンライン化する際に大切なのは、「そもそもの内容をしっかりさせること」なのです。

オンライン会議ツールの使い方とか、オンラインで話す時の間の取り方とか、そういうのは本質じゃない。

慣れればいいだけのことです。

 

もう少し言うと、私は「オンライン用のコミュニケーションスキル」なんて、学ぶ必要ないと思っています。

そもそものコミュニケーションスキルを底上げすれば事足ります。

以前にも書きましたが、「リアルでしか使えない対話力」なんて、おかしいのです。

対話力は、リアルでもオンラインでも、それから通訳を介してのやり取りにも使えます。

メールやチャットのやり取りでも使える。

「やり取り」があるものなら、どこでも使えるのが対話力です。

 

意味がない、興味深くない話は、すぐ厭きられてしまう。ダメ出しされる。崩壊が起こる。

なんとまあ、キビシイ時代になったものです。。。

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