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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
気持ちよく自信満々に間違ってしまう・・・
というお話です。
コロンビア大学のビジネススクールで、こんな興味深い実験が行われました。
(キャサリン・フィリップス教授による実験)
被験者を特定のグループに分けて、複数の課題を与えます。
課題の内容は、「殺人事件の犯人を推理する」などです。
これを、
①「1人で取り組む」グループ
②「友人4人で取り組む」グループ
③「友人3人+まったく背景の異なる他人1人で取り組む」グループ
の3つに分けて取り組ませたのです。
その結果は、このようになりました。
①1人で取り組んだグループの正答率は「44%」
②友人4人のグループの正答率は「54%」
③友人3人+他人1人のグループの正答率は「75%」
まったく背景の異なる他人が入ることで、正答率がグンと上がったのです。
興味深いのが、実験に参加した人たちのコメントです。
友人4人で参加した人たちは、
「気持ちよく話し合いができた」
「みんな似たような視点の持ち主で、意見が割れることもなかった」
「自分たちの答えに自信がある」
と答えていました。
しかし、正答率は「54%」だった。
一方、友人3人+他人1人で参加した人たちのコメントは真逆でした。
「話し合いは大変だった」
「いろんな意見が出て、まとめるのが難しかった」
「自分たちの答えに自信がない」
と答えていました。
しかし、正答率は「75%」だった。
すなわち、
同質的な集団の中だけで話し合っていると
気持ちよく自信満々に間違ってしまう!
ということですね。
多種多様な人たちと話し合うのは本当に大変ですが、
急激に社会が変化していて、何が正解かわからない現代において、大切な行為だと言えます。
最近、私が「研究会・ゼミ」を立ち上げているのは、
「多種多様な人たちが話し合える場を作りたい」と思っているからです。
さらに、「参加者の課題感」が共通していて、「対話について皆が学んでいる」というベースがある。
だからこそ、毎回有意義な話し合いができて、「統合知」が得られる。
今回は、「マネジメントに課題感をお持ちの方々」を募集しています。
「対話型のマネジメント」研究会。ぜひ、奮ってご参加ください。
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