□■□■-----------------------------2021.10.18-□■□■
【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
以前のこの人と、今のこの人は、ちがう・・・
というお話です。
「対話型のインタビュー技法」習得ゼミですが、今のところ「残席2」となっています。
「すごく興味があるけど、インタビューする機会ってそれほど多くないから迷っている」。
お問い合わせいただいた中に、こうおっしゃる方がいました。
たしかに、「インタビュアー」になる機会って、そんなにありませんよね。
でも、対話型のインタビュー技法って、そんなにかしこまって使うものじゃないんです。
私の事例で恐縮ですが、先日、朝食の時に、妻が「昨日ヘンな夢を見たのよ」と口にしました。
それを、あれこれと聞いてあげます。
数分後、妻はスッキリした顔になりました。
それから、社会人になって独り暮らしを始めた長男が、この週末に二か月ぶりに帰ってきました。
親子で一杯やりながら、最近どうしているか聞いていきます。
身近な人と接する際に大事なのが、「以前のこの人と、今のこの人は、ちがう」ということです。
「わかったつもり」になってはダメなんですね。
人は、様々な刺激を受けて、日々変化しています。
「二か月前、お盆の時に会った長男と、今の長男とでは、ちがうんだ」
そう思って、その後の変化を、やさしく興味深く見守るつもりで聞いていきます。
これは、ビジネスでも同じことです。
前回1on1を行った時のメンバーAさんと、今のAさんでは、ちがうんです。
前回訪問した時の顧客B社と、今のB社では、ちがうんです。
ただ、その変化を感じ取るのは、けっこう難しい。
そもそも、AさんもB社も、自分・自社が変わったと感じていないし、何が変わったかわかっていない。
むしろ、「変わり映えしない」と思っている。
こちらにインタビュースキルがないと、その変化を感じ取ることはできません。
現代は、「激動の時代だ」と言われます。
それは、みんなわかっている。
その割に、変わり映えしない自分がいませんか?
周囲の人たちも、そんなに変わっていないと思いませんか?
そうだとしたら、少し変化についての感度を上げてみましょう。
株価や物価、売上高など、数字で見えることしか変化が感じ取れない。
これだと、ちょっとサミシイ感じがしませんか?
日常の会話の中で、家族の、メンバーの、顧客の、変化を感じ取る。
自分がそうだからわかるのですが、トシを取ってくると、どうしても感度が鈍くなります(苦笑)。
逆にいうと、少し感度を高めるだけで、周囲の風景が変わってくると思います。
そして、周囲の人たちに良い影響を与えることができる。
インタビュースキルって、決して特別な場で使うものじゃないんです。
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