vol.623 => 以前のこの人と、今のこの人は、ちがう・・・

□■□■-----------------------------2021.10.18-□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

      以前のこの人と、今のこの人は、ちがう・・・

というお話です。

 

「対話型のインタビュー技法」習得ゼミですが、今のところ「残席2」となっています。

「すごく興味があるけど、インタビューする機会ってそれほど多くないから迷っている」。

お問い合わせいただいた中に、こうおっしゃる方がいました。

たしかに、「インタビュアー」になる機会って、そんなにありませんよね。

でも、対話型のインタビュー技法って、そんなにかしこまって使うものじゃないんです。

 

私の事例で恐縮ですが、先日、朝食の時に、妻が「昨日ヘンな夢を見たのよ」と口にしました。

それを、あれこれと聞いてあげます。

数分後、妻はスッキリした顔になりました。

それから、社会人になって独り暮らしを始めた長男が、この週末に二か月ぶりに帰ってきました。

親子で一杯やりながら、最近どうしているか聞いていきます。

身近な人と接する際に大事なのが、「以前のこの人と、今のこの人は、ちがう」ということです。

「わかったつもり」になってはダメなんですね。

人は、様々な刺激を受けて、日々変化しています。

「二か月前、お盆の時に会った長男と、今の長男とでは、ちがうんだ」

そう思って、その後の変化を、やさしく興味深く見守るつもりで聞いていきます。

 

これは、ビジネスでも同じことです。

前回1on1を行った時のメンバーAさんと、今のAさんでは、ちがうんです。

前回訪問した時の顧客B社と、今のB社では、ちがうんです。

ただ、その変化を感じ取るのは、けっこう難しい。

そもそも、AさんもB社も、自分・自社が変わったと感じていないし、何が変わったかわかっていない。

むしろ、「変わり映えしない」と思っている。

こちらにインタビュースキルがないと、その変化を感じ取ることはできません。

 

現代は、「激動の時代だ」と言われます。

それは、みんなわかっている。

その割に、変わり映えしない自分がいませんか? 

周囲の人たちも、そんなに変わっていないと思いませんか?

そうだとしたら、少し変化についての感度を上げてみましょう。

 

株価や物価、売上高など、数字で見えることしか変化が感じ取れない。

これだと、ちょっとサミシイ感じがしませんか?

日常の会話の中で、家族の、メンバーの、顧客の、変化を感じ取る。

自分がそうだからわかるのですが、トシを取ってくると、どうしても感度が鈍くなります(苦笑)。

逆にいうと、少し感度を高めるだけで、周囲の風景が変わってくると思います。

そして、周囲の人たちに良い影響を与えることができる。

インタビュースキルって、決して特別な場で使うものじゃないんです。

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