vol.624 => 深く話し合うには、「話しやすくする」だけでなく「葛藤させる」・・・

□■□■-----------------------------2021.10.25-□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

   深く話し合うには、「話しやすくする」だけでなく「葛藤させる」・・・

というお話です。

 

対話は、あるテーマについて、お互いに意見や知恵を出し合って、それをまとめ上げる行為です。

ここで得られた知見を「統合知」と言います。

「お互いに意見や知恵を出し合う」ためには、相手にとって話しやすい環境を作る必要があります。

以前書いたように、「ヒエラルキー」「遠慮・不安」などがあると、人は思ったことを言いません。

だから、しっかりとアイスブレイク・ウォームアップをしなければならない。

 

とはいえ、「話しやすくする」だけでは足りないんですね。

統合知を得るためには、相手にしっかり考えてもらう必要がある。

それから、「言いにくいこと」も言ってもらう必要があるかもしれません。

さらに、「相手の発言の中にある矛盾」に目を向けてもらう必要もあるかもしれない。

要は、「相手に葛藤させる」わけですね。

これが、「深く話し合う」ポイントの一つです。

 

「対話型のインタビュー技法」習得ゼミでは、この「相手に葛藤させる」ことも学びます。

「深く話し合う」とポンと言ってしまうと、「そんなの簡単だ」と思われるかもしれません。

実際には、相手に葛藤させるのは、ホントに難しいものです。

安易にプレッシャーをかけるだけでは、パワハラになってしまう。

それから、この時の「相手」とは自分の部下・メンバーなどに限りません。

上司、顧客など、「自分より立場の強い人」に対しても葛藤させることができる。

そうすると、「上司から降りてくる指示の背景」がよくわかるようになります。

顧客の要望の裏に隠されている、「モヤモヤとした困り事」が把握できるようになります。

 

今回、「対話型のインタビュー技法」習得ゼミの準備をすることで、私の思索も大いに進みました。

今週水曜日の「まとまらない話10」で、その一部をお話しします。

ただ、セミナーで話すだけだと、どうしても部分的なノウハウの紹介になっちゃうんですよね。。。

そこが、ちょっと残念なところです。

 

その点、研究会・習得ゼミは、半年にわたって継続的に行うので、本質的なことを学んでもらえる。

毎回、とても良い学びの場になっています。

「対話型のインタビュー技法」習得ゼミ。まだ残席が2つあります。

「う~ん、どうしようかな・・・」という方は、進め方などについてご説明しますので、気軽にお問い合わせください。

お申込み、お問い合わせは、このメールに折り返しご連絡ください。

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