□■□■-----------------------------2021.12.06-□■□■
【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
「どんなものが生まれるかわからない」のが対話である・・・
というお話です。
「ゴールを明確に意識する」という人がいます。
これ、優秀なビジネスパーソンの方に多いですよね。
何かワークをする場合なら、「これの成果物は何なの?」。
打ち合わせをする場合だと、「落とし所はどこにするの?」。
ゴールを明確に意識すること自体は、悪いことではありません。
ただ、対話をする場合は、ちょっと違うんですよね。。。
対話をする場合は、「ゴール」よりも「話し合う目的」を明確に意識します。
話し合う目的とは、「何について・何のために、話し合うのか」ということです。
対話は、自分の知見と相手の知見を組み合わせて「統合知」を作り上げる作業です。
そのため、「どんなものが生まれるか、話し合ってみないとわらかない」のですね。
これが、対話の面白さであり、クリエイティブなところでもあります。
ゴール志向の強い人は、この曖昧さを嫌がる傾向があります。
こういう人は、対話の時に「話を持っていこう」としてしまう。
「自分が思い描いた結論」に話を持っていこうとするのです。
そうすると、相手は違和感を覚えます。
相手が自分と対等な場合には、抵抗してきて、いわゆる「綱引き」になります。
でも、実際に抵抗してくる相手のほうが、まだいいかもしれません。わかりやすいから。
厄介なのが、「その場は黙っていて、後で何も動こうとしない」という人たちです。
いわゆる、「面従腹背」ですね。
これ、日本人に多いイメージがありますが、中国でもよく見かけます。
まあ、洋の東西を問わず、どの文化圏でもある現象だと思います。
対話は、曖昧な側面がある分、相手の知見を取り込む余地があります。
相手の知見を取り込むと、相手としては「自分ごと」になるので、協力的になってくれます。
すなわち、対話には「相手を巻き込み、協力的になってもらえる」という力があるのですね。
「どんなものが生まれるかわからない」のが対話である。
そう認識して、その曖昧さを少しだけ我慢してほしいと思います。
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