vol.637 => 具体的に指示する、抽象的に相談する・・・

□■□■-----------------------------2022.2.14---□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

   具体的に指示する、抽象的に相談する・・・

というお話です。

 

「対話力を業務に活かす」というテーマで行われるワークショップ(研究会・習得ゼミ)。

これに参加していると、私も勉強になります。

先日は、「部下に抽象的に相談した事例」の報告がありました。

「(上司が部下に)具体的に指示する」というのは、よく耳にしますよね。

一方、「抽象的に相談する」というのは、あまり耳にしません。

でも、対話の考え方では、あり得るんです。

 

「こうしなさい」と具体的に指示すると、部下としては「上司に言われたこと」になります。

一方、「これを、こうするには、どうしたらいいだろうか?」と上司から相談される。

部下たちは、そのお題を「ああでもない、こうでもない」と話し合って解決しようとします。

そうしているうちに、部下たちにとって、そのお題は「自分ごと」になります。

結果は、現場を知らない上司が具体的に指示するより、良いものに仕上がります。

こういう人の動かし方もあるんです。

 

もちろん、「具体的に指示する」ことも大切です。

「具体的に指示する」「抽象的に相談する」両方使いこなせるのが望ましい。

両方バランスよく使いこなせればいいのですが、どちらかに偏る人のほうが多いように思います。

さて、自分はどちらかな? バランスがとれているかな?

そんなふうに、見直してみてはいかがでしょうか。

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