vol.643 => 「PDCAサイクル」から「OODAループ」へ・・・

□■□■-----------------------------2022.3.28---□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

   「PDCAサイクル」から「OODAループ」へ・・・

というお話です。

 

「PDCAサイクル」というものがあります。

「Plan(計画)⇒ Do(実行)⇒ Check(評価)⇒ Act(改善)」というプロセスを繰り返す。

このPDCAサイクル。「もう古い」と言われて久しいですね。

私も、「PDCAサイクルは、変化の激しい時代には向かない」と考えています。

でもまあ、世の中にはPDCAサイクルが好きな人がいます。

そういう人は、「変化の激しい時代は、PDCAサイクルを高速で回すべきだ」と言います。

それも、一理ありますけどね。

でも、そこまでして、無理して使わなくてもいいんじゃないかな・・・。

もちろん、PDCAサイクルが適した業界や環境もあると思うので、一概にダメというつもりはありません。

 

「変化の激しい時代に向いている」とされているのが、「OODAループ」です。

ウィキペディア「OODAループ」

観察(Observe)⇒ 情勢への適応(Orient)⇒ 意思決定(Decide)⇒ 行動(Act) 

現在お手伝いしている顧客企業に、このOODAを熱心に取り入れているところがあります。

そこで発見したのが、「情勢への適応(Orient)⇒ 意思決定(Decide)」のプロセスに対話が有効なことです。

対話は、あるテーマについて、お互いの意見や知恵を出し合って統合知を形成する行為ですからね。

そして、対話力強化講座は、生産的に統合知を形成するための方法論を体系化したものです。

だから、すごく相性がいい。

 

「PDCAがどうもしっくりこない」という人は、「OODA+対話力強化講座」を試してみてはいかがでしょうか。

なお、OODAについて書かれた著作に
米軍式 人を動かすマネジメント─「先の見えない戦い」を勝ち抜くD-OODA経営というものがあります。

この本の著者の田中靖浩氏のWEBサイトの中に、興味深い論文がありました。

『米軍式 人を動かすマネジメント』解説全文 アジャイル・デザイン試論
航空自衛隊幹部学校 航空研究センター運用理論研究室 伊藤大輔氏(航空自衛官)

 

「軍隊式」というと、「上官の命令に絶対服従」「いいからやれ!考える余地などない!」というイメージがありますよね。

でも現在の、特に米軍式の組織の動かし方は、全然そんなことないんですね。

さて、果たして「ロシア軍式」はどうなんでしょうか?

報道を見る限りでは、「PDCA」でも「OODA」でもないような気がしますね。。。

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