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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
そりゃあ、たしかに、面白くなさそうだよね・・・
というお話です。
先日、ある若いビジネスパーソンの方とお話しする機会がありました。
一部上場企業にお勤めの、大変優秀な方で、社内でも高く評価されている。
20代後半なのですが、「そろそろマネージャーに」という打診を受けたそうです。
私が見ても、マネージャーの資質は十分持っていると思います。
しかし、本人は渋っている。
聞くと、「マネージャー=管理する人」という理解のようです。
まあ、たしかに「管理職」と言いますからね。
「マネジメントなんて面白くない。面倒くさいだけじゃないですか」とハッキリ口にしていました。
本来、ビジネスにおけるマネジメントとは、「資源を有効活用する」ということです。
人的資源のマネジメントであれば、「メンバーに大いに活躍してもらうようにする」ということです。
すごく面白い仕事のはずなんですよね。
ところが、現実的には「マネジメント=管理する」ということになっている。
さらに言えば、「面倒くさいメンバーのお守をする」みたいな側面もある。
たしかにまあ、「管理する」「お守をする」なんて、やりたい!とは思えないですよね。
実際に、その方から見て、「ああなりたい」と思うようなマネージャーは見当たらないそうです。
昔は、「早くマネージャーになりたい!」と思ったものです。
いつから、「マネージャーになんか、なりたくない」という風潮が生まれたんだろう?
個人的には、「プレイングマネージャー」が普及してからじゃないかと考えています。
そりゃあ、そうですよね。今の仕事に、さらに負荷が加わるんだから。
優秀な人が、マネージャーになりたがらない。
これって、企業にとって大きな問題ですよね。
「今の若い人が草食だから」とか、そういう問題じゃない。
聞くと、「そろそろマネージャーに」と打診してきた上司は、
その人のそうした気持ちをまったく理解していないそうです。
「そろそろマネージャーに」と言えば、喜ぶものだと思い込んでいる。
こうしたところに、問題の根がありそうですね。。。
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