vol.650 => そりゃあ、たしかに、面白くなさそうだよね・・・

□■□■-----------------------------2022.5.23---□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

     そりゃあ、たしかに、面白くなさそうだよね・・・

というお話です。

 

先日、ある若いビジネスパーソンの方とお話しする機会がありました。

一部上場企業にお勤めの、大変優秀な方で、社内でも高く評価されている。

20代後半なのですが、「そろそろマネージャーに」という打診を受けたそうです。

私が見ても、マネージャーの資質は十分持っていると思います。

しかし、本人は渋っている。

 

聞くと、「マネージャー=管理する人」という理解のようです。

まあ、たしかに「管理職」と言いますからね。

「マネジメントなんて面白くない。面倒くさいだけじゃないですか」とハッキリ口にしていました。

 

本来、ビジネスにおけるマネジメントとは、「資源を有効活用する」ということです。

人的資源のマネジメントであれば、「メンバーに大いに活躍してもらうようにする」ということです。

すごく面白い仕事のはずなんですよね。

ところが、現実的には「マネジメント=管理する」ということになっている。

さらに言えば、「面倒くさいメンバーのお守をする」みたいな側面もある。

たしかにまあ、「管理する」「お守をする」なんて、やりたい!とは思えないですよね。

実際に、その方から見て、「ああなりたい」と思うようなマネージャーは見当たらないそうです。

 

昔は、「早くマネージャーになりたい!」と思ったものです。

いつから、「マネージャーになんか、なりたくない」という風潮が生まれたんだろう?

個人的には、「プレイングマネージャー」が普及してからじゃないかと考えています。

そりゃあ、そうですよね。今の仕事に、さらに負荷が加わるんだから。

 

優秀な人が、マネージャーになりたがらない。

これって、企業にとって大きな問題ですよね。

「今の若い人が草食だから」とか、そういう問題じゃない。

 

聞くと、「そろそろマネージャーに」と打診してきた上司は、
その人のそうした気持ちをまったく理解していないそうです。

「そろそろマネージャーに」と言えば、喜ぶものだと思い込んでいる。

こうしたところに、問題の根がありそうですね。。。

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