vol.651 => 人は、「自分は何を知りたいのか」うまく質問できない・・・

□■□■-----------------------------2022.5.30---□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

    人は、「自分は何を知りたいのか」うまく質問できない・・・

というお話です。

 

「もっと説明上手になるには、どうすれば良いでしょうか?」

こう聞かれることがあります。

相手に「詳しく知りたい」と言われたので、詳しく説明したら変な顔をされた。

こんな経験をしている人が多い。

 

人は、「自分が何を知りたいのか」うまく質問できないのです。

だから、相手の「詳しく知りたい」という言葉を、真に受けてはいけないんですね。

何のために、どのようなことを知りたいのか。

その目的・意図を把握して、相手が知りたいことを考えてあげる必要がある。

 

私の場合も、「対話力強化講座について、詳しく知りたい」とよく言われます。

そうしたら、ザッと説明した上で、「なぜ詳しく知りたいのか」意図を伺います。

その上で、必要なところを詳しく説明します。

 

それから、「コーチングと、どう違うんですか?」などと聞かれることがあります。

これも、真に受けて「コーチングと、こう違う」なんて説明しません。

「コーチングと、どう違うんですか?」なんて聞いていながら、コーチングのことをよく知らない。

こういう人が多いんですよね。

「コーチング」という言葉は聞いたことがあるから、それとどう違うのか安易に聞いている。

でも、「聞いたことがある」というレベルの概念と、どう違うのか説明しても理解は深まりません。

 

説明する時も、「相手がどのような風景を見ているのか」興味を持つ必要があります。

そして、「相手と肩を並べて、同じ風景を見ているように」。

こうした姿勢が大切です。

 

「詳しく知りたい」と言われたら、なぜ詳しく知りたいと思ったのか、その目的・意図を把握する。

それを踏まえて説明する。

言葉を真に受けて、頭から詳しく説明してはならない。

なぜなら、人は、「自分は何を知りたいのか」うまく質問できないからです。

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