vol.652 => 「そこを、何とかする」⇒「それなら、こうする」・・・

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 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

    「そこを、何とかする」⇒「それなら、こうする」・・・

というお話です。

 

はやいもので、コロナ禍に陥ってから、もう2年以上経ちました。

その中で、一気に進んだのが、リモートでのコミュニケーションです。

当初、リモートワークについての話題というと、技術的なものが多かった。

セキュリティの問題や、どのプラットフォームが良いのかなど。

 

その次に出て来たのが、言わば「お作法」の問題です。

リモートでコミュニケーションをとる際に、どのようなことに気をつけるべきか。

画面に写る顔の位置や明るさ、明瞭に話す、声がかぶらないようにする、等々…。

 

そして、この一年ほど議論が続いているのが、「アフターコロナをどうするか」です。

コロナによる行動制限が強かった時は、何でもかんでもリモートでやらざるを得なかった。

これからは(少なくとも今は)、そうではありません。対面で会おうと思えば会える。

そうすると、「使い分け」が必要になります。

これが、企業によって、ずいぶん差がある。というか様々なんですよね。

 

「なるべく、対面・リアル・出社に戻そう」という企業。

「リアルとリモートのハイブリッド」というけど、どうするかは現場任せの企業。

「週3日は出社すること」など、割合を決めて提示する企業。

そして、「このままリモート中心で突き進もう」という企業。

 

もちろん、「どれが正しい」ということはありません。

その企業なりに置かれた環境が違いますしね。

ただ、ホント「考え方」が大切なんです。

 

これまでは、環境が急変して、「そこを、何とかする」という考え方だった。

激変の中で、とにかく業務を継続しなければいけない。やるしかない。

今は、対面でもリモートでもいい。

さらに、リモートのコミュニケーションでも選択肢がたくさんあります。

こういう場合には、「それなら、こうする」という考え方が必要になります。

「それなら、こうする」。すなわち、望ましい状態を作り上げるのです。

 

「そこを、何とかする」と「それなら、こうする」というのは、まったく違う考え方です。

与えられた環境の中で、何とかしようというのは戦術的な考え方です。

選択肢を組み合わせて、望ましい状況を作るのは戦略的な考え方です。

実は、けっこう大きな違いがあります。

このことに気づくことが大切です。

これに気づいて、望ましい状態を作れる企業が、コロナ後に伸びる企業だと思います。

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