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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
「そこを、何とかする」⇒「それなら、こうする」・・・
というお話です。
はやいもので、コロナ禍に陥ってから、もう2年以上経ちました。
その中で、一気に進んだのが、リモートでのコミュニケーションです。
当初、リモートワークについての話題というと、技術的なものが多かった。
セキュリティの問題や、どのプラットフォームが良いのかなど。
その次に出て来たのが、言わば「お作法」の問題です。
リモートでコミュニケーションをとる際に、どのようなことに気をつけるべきか。
画面に写る顔の位置や明るさ、明瞭に話す、声がかぶらないようにする、等々…。
そして、この一年ほど議論が続いているのが、「アフターコロナをどうするか」です。
コロナによる行動制限が強かった時は、何でもかんでもリモートでやらざるを得なかった。
これからは(少なくとも今は)、そうではありません。対面で会おうと思えば会える。
そうすると、「使い分け」が必要になります。
これが、企業によって、ずいぶん差がある。というか様々なんですよね。
「なるべく、対面・リアル・出社に戻そう」という企業。
「リアルとリモートのハイブリッド」というけど、どうするかは現場任せの企業。
「週3日は出社すること」など、割合を決めて提示する企業。
そして、「このままリモート中心で突き進もう」という企業。
もちろん、「どれが正しい」ということはありません。
その企業なりに置かれた環境が違いますしね。
ただ、ホント「考え方」が大切なんです。
これまでは、環境が急変して、「そこを、何とかする」という考え方だった。
激変の中で、とにかく業務を継続しなければいけない。やるしかない。
今は、対面でもリモートでもいい。
さらに、リモートのコミュニケーションでも選択肢がたくさんあります。
こういう場合には、「それなら、こうする」という考え方が必要になります。
「それなら、こうする」。すなわち、望ましい状態を作り上げるのです。
「そこを、何とかする」と「それなら、こうする」というのは、まったく違う考え方です。
与えられた環境の中で、何とかしようというのは戦術的な考え方です。
選択肢を組み合わせて、望ましい状況を作るのは戦略的な考え方です。
実は、けっこう大きな違いがあります。
このことに気づくことが大切です。
これに気づいて、望ましい状態を作れる企業が、コロナ後に伸びる企業だと思います。
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