vol.659 => 「教えるべきこと」と「気づいてもらうべきこと」・・・

□■□■-----------------------------2022.7.25---□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

  「教えるべきこと」と「気づいてもらうべきこと」・・・

というお話です。

 

ここのところ、対話力強化講座メインコースの改訂に取り組んでいます。

今回の一番のポイントは、演習の意図がより明確になったことです。

さらに、内容を充実させつつ、講義時間を2時間半に短縮させました。

ビデオ講義形式にしたばかりの頃は、3時間50分ありましたからね。

ずいぶん短くなりました。

その分、受講者の方の負担は減るはずです。

 

こう言うと内容が薄まったんじゃないかと心配されますが、内容はより充実しているんです。

以前は、細かい所まで全て教えようとしていました。だから説明に時間がかかった。

現在は、「教えるべき点」と「気づいてもらうべき点」を整理してあります。

だから、講義時間が短縮できたんです。

教える立場の人が陥りがちなのが、「何でもかんでも教えようとする」ことです。

でも実際は、学んで得ることよりも、本人が気づくことのほうが多いわけです。

だからと言って、本人の気づきに任せてはいけない。ここがポイントです。

本人の気づきに任せてしまうと、現在の本人が気づける範囲でしか習得できないんです。

ある程度のことは学んでもらって、ベースを作った上で、あとは本人の気づきに任せる。

これが望ましいんですよね。

ただ、この「学んでもらうべきこと」の線引きが難しい。

だからこそ、力を入れるべきポイントなんですけどね。

そうすることで、学ぶ時間を最小にしながら、大きなものを得ていただける。

工夫の余地って、まだまだありますね。面白いものです。

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