vol.661 => 「ひと言」ではなく、「ひと息」で話す・・・

□■□■-----------------------------2022.8.8----□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

    「ひと言」ではなく、「ひと息」で話す・・・

というお話です。

 

意見の異なる相手に対して、自分の考えを述べる時のことを考えてみましょう。

クドクド話そうとしても、相手は気長に耳を傾けてくれない。

とはいえ、ひと言で表現できるほど、自分の考えはシンプルにまとめられない。

こういう時ってありませんか?

 

そんな時は、「ひと息」で話すことを意識してみましょう。

「ひと言」ではなく、「ひと息」で話す。

「ひと息で話せるくらいの長さの短文にまとめる」ということなんですけどね。

これは、特に年齢や立場が上の人と話す時に有効です。

 

こういう人たちは、相手の説明がまだるっこしいと、「要はこういうことだろ?」と口をはさんで来ます。

それが的確だったらいいけど、ちょっと違う場合がヤヤコシイ(苦笑)。

「いえ、そうではなくて…」って、なかなか言いにくいですからね。

だから、口を差しはさまれない程度の長さにまとめる。

 

これが有効なのは、年齢や立場が上の人ばかりではありません。

たとえば、自分のメンバーに対して、改めてほしい点を指摘する。

いわゆる、「ネガティブ・フィードバック」というやつです。

これを苦手にしている人が多い。

 

相手の顔色を見ながら話そうとすると、それに引っ張られて、言うべきことが言えなくなってしまう。

こういう時も、ひと息で話すことを心掛ける。

「あなたの、こういう時の、こういう行動が、こういう結果をもたらしているので、改めてほしい」

これを、ひと息でバシッと言います。

「あのさ~、困るんだよね~」なんて感じで、抽象的に表現するのはダメ。

相手からすると、「ネチネチした嫌がらせ」に聞こえます。

 

「ひと息」で話す。

考えをまとめる際などに、取り入れてみてはいかがでしょうか。

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