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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
仕事における「支点・力点・作用点」・・・
というお話です。
先日、ある方と話していて、「支点・力点・作用点」の話になりました。
本来「てこの原理」の用語ですが、仕事(ビジネスパーソンの活動)という視点で見てみます。
若いうちは、「頑張る」とか、「精一杯やる」とか、そういうことを意識していました。
すなわち、力点にばかり目がいっていた。
まあ、言ってみれば「独りよがり」だったんでしょうね。
そのうちに、いくら力を入れても、効果がなければ意味がないことに気がついた。
きちんと成果を出すということですね。作用点にも目を向けなければならない。
顧客に喜んでもらえているかどうか。
周囲の人たちから、評価が得られているかどうか。
そんなことを意識するようになりました。
でも、さらに年齢を重ねてみると、実は支点が大事だということがわかってきた。
まず、自分の体が健康であること。そして、家庭が安定していること。
仲間たちから協力が得られていること。
所属先の組織が社会的信用を得ていること。
あとは、時流も大切です。
長年、企業の社会的責任やサステナビリティなどに関するコンサルティングをしている会社があります。
そこの社長と懇意なのですが、昔と今ではビジネスを取り巻く環境がまるで違うそうです。
最近でこそ、こうした概念は普遍的になりましたが、以前はそうでもありませんでしたからね。
今は、明らかに「時流に乗っている」。
これも、以前に比べて支点がしっかりしているということです。
「支点」がしっかりしていないと、力を入れても、なかなか効果が得られない。
「仕事がうまくいっているのは、自分に力があるからだ」
そんなふうに考えていたとしたら、物事が見えていない証拠。
支点がしっかりしてくれているから、力が発揮できているのです。
逆に、「仕事がうまくいかないのは、自分に力がないからだ」
これも、そう短絡的にとらえずに、よく考えてみる必要がある。
支点、作用点のことを考えずに、独りよがりに力んでばかりいるのかもしれない。
そんなふうに、考えてみてはいかがでしょうか(^^)。
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