□■□■-----------------------------2022.10.31-□■□■
【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
何事も際(きわ)が面白い・・・
というお話です。
「何事も際(きわ)が面白い」
ブラタモリという番組で、タモリさんがよく使う言葉です。
ある地形の中心部分は、変化がなくて面白味がない。
一方、地形の際(端っこ)は、他の地形と入り混じるために面白くなる。
たとえば、京都の西側に、嵐山という所があります。
京都盆地の山際ですね。なので、平地と山と人工物が組み合わさって変化に富んだ景観になる。
標高が違うので、立体感が生まれます。
また、桜、紅葉、雪と季節による変化も楽しめる。
そんなわけで、「何事も際が面白い」というわけです。
これは、地形だけでなく、人に関しても当てはまると思っています。
面接などで、「去り際にその人の本性が現れる」などと言われます。
緊張する時間が終わって、ホッとする。
そこで素が出てしまう。
それから、「引き際」なんてのもありますよね。
引退をどのようにするか。なかなか難しい問題です。
引退だけでなく、「往生際」なんて言葉もあります。
「人も際が面白い」というか、「際が難しい」という感じですね。
それから、「対話も際が面白い」と思います。
やり取りをしていて、ある話題になってから、話がグーっと深まっていく。
そこにも、やはり「際」があります。
慣れてくると、「ああ、ここが話が深まるポイントだな」とピンとくる。
「間際」「際立つ」「際どい」「ひと際」「瀬戸際」なんて言葉がありますが、
際は緊張感があって面白いですね。
際の面白さ、難しさを知り、そして楽しむ。
ちょっと難易度の高い、大人の楽しみだなと思います。
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