vol.672 => 何事も際(きわ)が面白い・・・

□■□■-----------------------------2022.10.31-□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

      何事も際(きわ)が面白い・・・

というお話です。

 

「何事も際(きわ)が面白い」

ブラタモリという番組で、タモリさんがよく使う言葉です。

ある地形の中心部分は、変化がなくて面白味がない。

一方、地形の際(端っこ)は、他の地形と入り混じるために面白くなる。

たとえば、京都の西側に、嵐山という所があります。

京都盆地の山際ですね。なので、平地と山と人工物が組み合わさって変化に富んだ景観になる。

標高が違うので、立体感が生まれます。

また、桜、紅葉、雪と季節による変化も楽しめる。

そんなわけで、「何事も際が面白い」というわけです。

 

これは、地形だけでなく、人に関しても当てはまると思っています。

面接などで、「去り際にその人の本性が現れる」などと言われます。

緊張する時間が終わって、ホッとする。

そこで素が出てしまう。

それから、「引き際」なんてのもありますよね。

引退をどのようにするか。なかなか難しい問題です。

引退だけでなく、「往生際」なんて言葉もあります。

「人も際が面白い」というか、「際が難しい」という感じですね。

 

それから、「対話も際が面白い」と思います。

やり取りをしていて、ある話題になってから、話がグーっと深まっていく。

そこにも、やはり「際」があります。

慣れてくると、「ああ、ここが話が深まるポイントだな」とピンとくる。

「間際」「際立つ」「際どい」「ひと際」「瀬戸際」なんて言葉がありますが、
際は緊張感があって面白いですね。

 

際の面白さ、難しさを知り、そして楽しむ。

ちょっと難易度の高い、大人の楽しみだなと思います。

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