vol.675 => 人には、その人なりの「文脈」がある・・・

□■□■-----------------------------2022.11.21--□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

     人には、その人なりの「文脈」がある・・・

というお話です。

 

「なぜ、アイツは時間をキチンと守らないんだろう?!」

職場の後輩に対して、憤慨している人がいます。

「時間厳守だ! と言っているのに、平気で5分遅れてくるんですよ」

「先輩に時間厳守と言われたら、普通5分前に来るものですよね?」

そんなふうに、嘆いています。

私は後輩の方にお会いしていないので、確たることは言えませんが、
この先輩と後輩では「時間に関する認識=文脈」が違うのだと思います。

たとえば、「時間は大切だ。だからギリギリまでねばるべきだ」。

これ、立派な考え方ですよね。

でも、こういう人って、遅刻しやすいんです。

前の予定をギリギリまで引きずるから、次の予定が押しやすい。

人には、こうした文脈=言語化されていない物事への認識 があります

ダイエットがうまくいかないのも、こうした文脈が影響しています。

「出されたものは、残さずいただくべきだ」

「バランスよく、しっかり食べないと、元気が出ない」

これ、みんな正しいです。

でも、こうした文脈は、ダイエットをする際には邪魔になります。

 

人の行動を変えるには「言い聞かせる」だけではダメなんですね。

対話によって、その人の文脈をあぶり出して、そこを書き換えなければならない。

面倒くさいですけどね。。。

でも、そうしないと、人の行動は変わらないんです。

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