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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は
ティーチングからコーチングへ。そして対話へ・・・
というお話です。
この20年ほどで、「コーチング」という概念が普及しました。
「ティーチングからコーチングへ」というフレーズを、よく耳にしたものです。
ただ、ここにも論争があり、ティーチング派からコーチング派に対して、
「まったく教えなくていいのか?」という疑問がよく投げかけられます。
こうしたことから、「両者のハイブリッドがいい」なんて話も出てきました。
そのハイブリッドって、まさに「対話」なんですけどね(^^)。
日本におけるコーチングの大御所に伊藤守さんという方がいます。
「日本にコーチングを持ち込んだ人」と言っていいでしょうかね。
コーチ・エィという会社の創業者でもあります。
伊藤さんが2018年に監訳された「現実はいつも対話から生まれる」という本があります。
まえがきに、こんなことが書かれていて「へえっ、そうなんだ」と思ったことを憶えています。
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ガーゲン(著者)は心理学者として、「治療者」と「患者」という役割のもとに
セラピーが行われ、治療者の頭の中にある「正常な」状態へ患者を導くのではなく、
対話を通して二人の間に新たな現実を創り出すことを提唱しました。
私はコーチングを専門としていますが、この分野でも長い間「コーチ」が「クライ
アント」からアイデアを「引き出す」という捉え方がされていましたので、ガーゲン
の考え方は非常に新鮮で、大きな影響を受けました。現在はコーチとクライアントが
対話を通して新たな現実を創造するという方向にシフトしています。
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とはいえ、現在普及しているコーチングのプログラムは、既にカッチリ出来上がったものなので、
現実にはそんなに簡単にシフトできないと思います。
いまだに、「コーチングは引き出すんだ」と述べている人をよく見かけますしね。
でも、長い目で見ると対話の方向にシフトしていくでしょう。
「ティーチングからコーチングへ。そして対話へ」ということですね。
コーチングが普及したプロセスを考えると、少し時間がかかるかもしれませんが・・・。
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