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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
思い出し語りをしてはいけないが、してもらうのは「あり」・・・
というお話です。
「え~っと・・・」という感じで、何かについて思い出しながら話す。
こうした話し方を「思い出し語り」と言います。
社会人になりたての頃、上司から「思い出し語りをするな!」と厳しく言われました。
「まとまった話、締まった話をしろ」というわけですね。
おかげで、気をつけるようになりました。
ただ、よく、相手の人に「思い出すまま、思いつくままでいいですから、気楽に話してくださいね」とは言います。
思い出し語りって。聞いている側としては苦痛です。
でも、話す側は準備が必要ないし、気楽にしゃべれます。負荷がかからない。
たとえば、新規のお取引先などに取材にいく時。
今どんな状態で、どんなことに困っていて、それをどうしたいのか。
対話力強化講座に、どんな期待をしているのか。
そんなことを伺います。
取材のお願いをすると、「じゃあ、それまでに、当社の状況をまとめておきますね」と相手側が言います。
そんな時、「あ、いいですよ。思い出すまま、思いつくままでいいですから、気楽に話してください」と言います。
「まとめる」って、けっこう大変なんですよね。相手にとって、地味に負荷がかかります。
それよりも、ラクに思い出し語りをしてもらって、内容をこちらでまとめたほうがいい。
それと、思い出し語りをしていると、いろんなことを思いつきます。
さらに、こちらの質問に答えて説明しているうちに、頭の中が整理できます。
相手にとってもメリットがあるんですよね。
それから、事前にまとめてもらうと、相手は体裁を気にします。
バイアスがかかって、真の状態がつかみにくい。
思い出し語りをしてもらったほうが、本音が出てきやすかったりします。
お客様やメンバーから話を聞く時に、思い出し語りをしてもらう。
こちらはちょっと苦労するけど、その分メリットも得られる。
思い出し語り。してはいけないけど、してもらうのは「あり」なんですよね。。。
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