□■□■-----------------------------2023.10.02□■□■
【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
やっぱり「腹落ち」しないと人は動かない・・・
というお話です。
相手に「こうして欲しい」と依頼する。
こちらとしては、明確に伝えたつもり。
さらに相手から「わかりました」という返答も確認している。
なのに、言った通りにやってくれない。
何回伝えても、間違いを繰り返している。
こういう場合、「こちらの伝え方が悪いのかなぁ」なんて考えがちです。
でもこれ、「どうして、こうしなければならないのか 」について、相手が腹落ちしていないからかもしれません。
ある会社で伺った話です。
取引先向けのドキュメントの書き方に、ちょっとした決まりがあったそうです。
「これに関する記述は青色太文字」「こちらに関する記述は緑色太文字」など。
ところが、これをキチンと守ってくれない社員が多い。
何度言っても、厳しく言っても守らない。
「これは取引先からの依頼だから」と理由を説明してもダメ。
そこで、一度しっかりと説明したそうです。
なぜ、文字に決まりがあるのか。
そのお取引先では、そのドキュメントについて社内向けに説明する機会がある。
その時に、モノクロプリンターを使って印刷している。
モノクロプリンターで印刷しても、違いが判別できる色を使用してほしい。
だから、色を指定している。
実際にやってみると、指定の色だとモノクロプリンターで印刷しても判別がつく。
こうして説明したところ、みんなキチンと守ってくれるようになったそうです。
「どうして、こうしなければいけないのか」について、実感を伴って腹落ちしたんですね。
相手が腹落ちするまで説明する。
ただ、「規則だから」「そう依頼されたから」ではなく、実感できるように説明する。
詳しく説明するだけでなく、疑問を解消するように、対話しながら。
面倒くさいけど、こうしないと人って動かないんですね。。。
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