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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
一人一人を大切にすることが、生産性を高めることにつながる・・・
というお話です。
ご存じの通り、日本はすでに人口減少社会になっています。
ただ、これまで労働人口は減りませんでした。
これは、女性と高齢者が働くようになったからです。
それも頭打ちで、今後は労働人口も減少していきます。
そうした中で、いかに生産力を維持するか。
やはり、一人当たりの生産性を高めるしかありません。
そこで大切なのが、「一人一人を大切にする」という考え方です。
これは、甘っちょろい理想論ではありません。
元々、日本の組織は「一人一人」よりも「みんな一緒」という考え方でした。
同じような人が集まって、みんな同じ方向に向かって、みんなでエイエイオー!
この考え方、根強く日本の組織に埋め込まれています。
ここにメスを入れないと、一人当たりの生産性は高まりません。
これまでは「みんなで重い荷車を押していた」わけです。
そうすると、「手抜きをする人」が出てきます。
よく知られるリンゲルマン効果(社会的手抜き)ですね。
⇒フランスの農学者マックス・リンゲルマンは、綱引き、荷車を引く、石臼を回すなどの集団作業時の一人あたりのパフォーマンスを数値化した。実験の結果、1人の時の力の量を100%とした場合、2人の場合は93%、3人では85%、4人では77%、5人では70%、6人では63%、7人では56%、8人では49%と、人数が増える毎に1人あたりの力の量は低下した。 リンゲルマンは、集団が大きくなるほど集団全体のアウトプットと個人のアウトプットの合計の差は拡大するリンゲルマン効果という現象を明らかにした。(Wikipedia)
これを防ぐには、どうすればいいか。
よく言われるのが、一人一人が脚光を浴びるようにする。
わかりやすく言うと、「綱引き」ではなく「リレー」にする。
これ、ホントに有効です。
とはいえ、仕事を構造的に変えないといけないので、大変ですよね。
もう少し簡単だと、一人一人をよく見てあげるようにする。
これだけでも効果があります。
実際に、綱引きをする人、一人一人に応援する人をつけた。
そうしたら、リンゲルマン効果は見られなかったそうです。
その意味で、1on1ミーティングって有効なんですよね。
1on1ミーティング。すなわち上司とメンバーの対話です。
残念ながら、導入しても、思うような成果が得られていない企業が多い。
これは、対話についての理解が足りないからです。
当社では、そうした企業の支援も行っています。
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