vol.720 => 都合よく解釈されている「心理的安全性」・・・

□■□■-----------------------------2024.02.05□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

 

今日は、

  都合よく解釈されている「心理的安全性」・・・

というお話です。

 

自分に都合のいいように解釈されてしまう。

「心理的安全性」という言葉は、その典型だと思います。

「ウチの職場はさあ、心理的安全性がないんだよね~」。

話を聞いてみると、どうも居心地が悪いことへの不満みたい。

う~ん・・・。

心理的安全性って、決して居心地のよい状態というわけではないんですよ。

 

心理的安全性とは「自分の意見を誰にでも率直に言える状態」です。

チャレンジして、失敗してもいいんだ。

そういう状態です。

これは、チャレンジすることが前提です。

何もせずに、ヌクヌクしていて、いいわけではない。

 

自分の意見が言えるということは、他の人の意見も聞かなければならない。

他の人の意見を聞けば、当然自分の意見を変える必要もあるかもしれない。

心理的安全性って、決して居心地の良い状態ではないんです。

心理的安全性と、イヤなこと、チャレンジはセットです。

「心理的安全性に配慮して何も言わない」というのは、方向が間違っています。

けっこう、難しいんですよね。

むしろ、「率直に話し合える状態にしよう」と意識したほうが、いいかもしれません。

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▼話をわかりやすくするために、割り切った表現をすることがあります。ご容赦ください。

 

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