vol.725 => わかりやすく、コンパクトな教育をするために・・・

□■□■-----------------------------2024.03.18□■□■

 【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】

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クロスロードの辻口です。

今日は、

  わかりやすく、コンパクトな教育をするために・・・

というお話です。

 

人間の行動は、そこに環境が存在していることを前提に成り立っています。

わかりやすいのが、自動車の運転です。

「自動車の運転って、どうやるんですか?」

こう聞かれて、うまく説明できなくても、運転席に座れば身体が動きます。

これは、簡単に理解できますよね。

 

しかし、私たちは、この事をつい忘れがちになります。

たとえばパソコンの操作も、自動車の運転と同じなんです。

パソコンを前にして、パソコンからの反応があるから、スムーズに操作できるんです。

それなのに、パソコンが苦手な人は「操作」だけを覚えようとします。

また、教える側も、つい「こういう画面が出たら」「こういう時には」とクドクド教えようとする。

そうすると、莫大な量の情報を伝えなければならない。

教える側も大変だし、学ぶ側も膨大な情報を浴びなくてはなりません。

 

人間の行動は、そこに環境が存在していることを前提に成り立っている。

もう少し言うと、環境からの反応・フィードバックがあるからスムーズに行動できる。

このことを、よく踏まえて工夫すると、教育はグッと実践的でわかりやすくなります。

それから、業務の平準化や引き継ぎなども容易になります。

 

ポイントは、「原理・原則」をしっかり言語化するということです。

後は、環境からの反応・フィードバックに合わせて原理・原則を適用することを学べばよい。

今の教育って、「こういう場面ではこう動く」というのを細かく作り込み過ぎているんです。

特に、社会人向けの教育はそうです。

 

対話力強化講座は、元々一年かけて学ぶほどの巨大な体系でした。

それが、90分の講義と半日の演習で伝えられるようになりました。

それは、

・講義で学ぶべき「原理・原則」と「全体像」

・演習で相手とやり取りして「実感」するべきこと

・演習で対話している人たちを観察して学ぶべきこと(観察眼)

・実際の場面で、実践して「試行錯誤」するべきこと

・実践した上で、テキストを見直して学ぶべき「ノウハウ・テクニック」

・一定期間実践して、自分の行動を総括して学ぶべきこと(メタ認知)

などを整理したからです。

 

工夫って、まだまだできるものですね。。。

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