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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は、
「たとえ話をふんだんに用いて、わかりやすく教える」ことに、それほど価値はない・・・
というお話です。
はじめに、対話力強化講座について、お知らせがあります。
これまで、対話力強化講座は「メインコース+α」という構成にしていました。
「+α=マネジメント・リーダーシップに関するコース」を別途用意していました。
それを、「対話力強化講座」という一本の研修に完全に統合しました。
今後の当社のサービスラインナップは、以下の3つになります。
①対話力強化講座 90分のビデオ講義+4時間の演習
②定着化のためのワークショップ 6人一組×一回3時間×半年間
③ワークショップの内製化支援 個別対応
当社では。2020年4月から研修の統合を開始しました。
元々当社の研修は、
「サポーティブリスニング」「ストーリーシェアリング」
という2本の研修を一年かけて学んでいただくものでした。
それらを統合して、一日で学べるようにする。
これが、4年前に掲げた目標です。
そして、ついに目標を達成したわけです。
こう言うと勇ましい感じがしますが、実際の4年間は自己否定の連続でした。
「たとえ話をふんだんに用いて、わかりやすく教える」
以前は、「これが私の研修の価値だ」と思っていました。
しかし、最近の認知科学の研究では、こうした教え方が否定されています。
こうした教え方による理解は、その時わかったような気がするだけで、実際に活用されることは少ないのです。
研修後に行われるアンケートなどでの満足度は上がりますが、実際の研修の効果としては疑問なんですね。
実際に活用してもらうために大切なのは、「セオリーと個人の実体験・実感覚」を紐づけすることです。
「たとえ話を用いて、わかりやすく教える」ことは、その一助にならないのです。
これ、驚きですよね。。。
「興味を持たせるきっかけ」にはなります。
それはそれで大事です。
でも、それだけです。
「たとえ話を用いて、わかりやすく教える」ことに一生懸命になるのは、努力の方向を間違えているのです。
「セオリーと個人の実体験・実感覚を紐づけやすいようにする」ということに、力を入れなければならない。
そのために、「本質は何か?」ということを厳しく吟味して、研修を再構築していきました。
だからこそ、一年かけて学んでいたものが、一日で学べるようになったわけです。
しかし、「これまで信じて疑わなかった価値観」が崩されるって、けっこうな経験ですよ。
でも、こうした経験を乗り越えた大人が、ビジネスで活躍するのも、これからは必要なんじゃないかと思っています。
そう自分に言い聞かせて、オジサンはもう少し頑張ります(笑)。
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