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【対話の中に答えがある ~ クロスロード辻口の「対話上手になるメルマガ」】
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クロスロードの辻口です。
今日は
当たり前の言葉の意味を確かめてみる・・・
というお話です。
前々回のメルマガ、意外なほど反響がありました。
⇒「vol.687 => ティーチングからコーチングへ。そして対話へ・・・」
「コーチング」という言葉。今ではビジネスで当たり前のように使われています。
当たり前の言葉になると、わかったつもりになって、あまり考えなくなってしまう。
「そうか、コーチングはアイデアを引き出すんだ」と改めて認識した人も多いようです。
もう少し言うと、コーチ(coach)って「馬車」ですよね。
「目的地に連れていってくれる」ということです。
だから、コーチというのは「目的地に連れていってくれる人」なんです。
たとえば、アスリートにコーチがつきます。
この場合のコーチは「世界ランク1位などの目的地に連れていってくれる人」です。
そう考えると、コーチの役割がスッキリとイメージできますよね。
「コーチ=教える人」ではないんです。
一方で、「トレーニング(training)」という言葉があります。
「train+ing」ですね。trainは「列車」です。
列車のように、同じ道を何度も行き来するのがトレーニングです。
トレーニングメニューを組み立てて、行き来できるようにする人を「トレーナー」と言います。
たとえば、昔の高校野球の指導者は「トレーナー」でした。
「1アウト1塁2塁でバッターが右の強打者の場合、サードはこう動け、ショートはこう動け」
こういうことを細かく決めて、繰り返し練習して、何も考えなくても動けるようにする。
言葉は悪いですが、こうした指導法は「バカを育てているようなものだ」と言われました。
指示された通りに何も考えずに動く人になる。
現代では、こうした指導法は否定されつつあります。
コーチングとかトレーニングとか、当たり前のような言葉にも語源があり、意味があります。
意味を知ると、違いが理解できて、考えが深まります。
「対話」という言葉もそうなんですよね。
当たり前の言葉過ぎて、わかったつもりになって、どういう行為なのか深く考えない。
ちなみに、coachというブランドは「大切なものを運ぶ」ところから来ているのだとか。
さらに言うと、coach(馬車)の語源は、馬車の製造で有名だったハンガリーの街の名前だそうです。
これは、コーチングを学んだ時の受け売りです(^^;
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